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【知的障害支援できるかな?】障害者への性的虐待に関する記事を集めてみた -子供をみまもりたい-

この記事では知的障害者の親御さんに向けて、お子さんのいじめ・虐待を予防する方法について、きちほーしが調査・検討したことをお話します。

今回は実態把握のため、障害者への性的虐待に関する記事を集めてみました。

いじめ

はじめに

ドラレコを人間にも搭載したい

どーも!きちほーしです!

きちほーしは最近ドラレコについて調査していました。

そしてドラレコは自動車事故の被害に遭ったときに泣き寝入りしないための一つの武器だという認識を強めました。

そしてドラレコの調査を進めるにしたがって、きちほーしが以前からやりたいと思っていたことが再燃したのです。

「このドラレコを人間にも搭載できないだろうか?」


知的障害者キチノをみまもりたい

きちほーしの子供キチノには知的障害があり、言葉がとても不自由です。

きちほーしが知らないところでいじめや虐待があっても、キチノは被害を訴えることができません。

親としては腕や脚にちょっとした傷があると「この傷どうしたの?」と気になるのですが、キチノは何も答えられません。

十中八九自分で怪我したのでしょうが「もしかしたらイジメられたのかも…」とヤキモキすることもよくあります。

だからキチノの衣服やカバンにカメラやレコーダーを仕込めたらいいなと思っていたのでした。

知的障害者のいじめ・虐待に関する記事を調査しよう!

とはいえ、もしかしたら知的障害者へのいじめ・虐待はそんなに多い事例ではないのかもしれません。

あるいは支援施設の職員のような支援者に任せればみまもり体制は十分なのかもしれません。

そこで、まずは世間一般の知的障害者のいじめ・虐待に関する記事を集めようと思いました。

今回は虐待の中で特に深刻だと思われる、性的虐待に関する記事です。

障害者への性的虐待に関する記事集

障害者の証言力の弱さを狙った性犯罪

ことし1月、大阪市内の路上で知的障害などのある19歳の女性が見知らぬ男に無理やりホテルに連れ込まれ胸を触られるなどの被害に遭いました。

(中略)

裁判で元会社員は罪を認め「障害を持っているから警察に言えないのかなと思った」などと述べていました。

(中略)

法務省の調査によりますと、平成30年度の1年間に知的障害や精神障害などがある人が性犯罪の被害を訴えたものの、嫌疑不十分で不起訴となった事案は61件ありました。

被害者側の証言が「客観証拠と整合しない」「供述に変遷がある」など信用性が認められないケースが目立ち、障害がある被害者からどのようにして正確に話を聞き取るか捜査機関にとっても課題となっています。

「障害者の性犯罪被害 聞き取りに配慮重ねて得た証言で有罪判決」NHK

知的障害を持つ女性の性被害に関する記事です。

きちほーしが特に気になったのは加害者の証言です。

「障害を持っているから警察に言えないのかなと思った」。

明らかに被害者女性が証言できないことを狙って犯行に及んでいます。

そしてこの事件の被害者に限らず、障害者が性犯罪の被害を訴えたものの信用性が認められず不起訴になったケースも多いようです。

たらればになりますが、人間ドラレコによって被害の一部始終を録画・録音できていれば、障害者の証言力の弱さをカバーできたのにと思います。

支援施設の所長が利用者女性に性的虐待

障害者の自立を支援する福岡県久留米市の就労移行支援事業所の所長だった40代男性が昨年末、女性利用者(20)にわいせつな行為をしていたことが「あなたの特命取材班」への情報提供で分かった。

(中略)

女性は取材に、包丁さばきがうまくいかない時に男性から「へたくそ」と怒鳴られたり、強く手を引っ張られたりすることがあり、わいせつ行為をされても「怖くて断れなかった」と説明。無料通信アプリでやりとりする中で「好き」と自ら送ったこともあったが、「怒られるのが嫌で先生に合わせていた」と話した。

「怖くて断れなかった」障害者施設で性的虐待 所長の男性が利用女性に 福岡県久留米市(2018年4月22日配信『西日本新聞』)

障害者の支援施設の所長が入所者の女性に性的虐待を行っていたという記事です。

最初きちほーしは「人間ドラレコなんてなくても学校や支援施設の職員が見守ってくれるかもしれない」と思っていました。

ですが実際は支援施設の職員も信用できるとは限らないようです。

例え支援施設内にも監視体制がある程度整備されていたとしても、監視体制のスキや施設外を狙って犯行に及ぶ場合もあるでしょう。

そうなると、やっぱり人間ドラレコのような障害者独自の監視機能があったほうがいいですね。

健常者でも性的被害を受けると証言力が弱くなる場合がある

性暴力被害者はなぜ抵抗しなかったか?

「抵抗すれば殺されるのではないかと思ったので、むりやり笑顔にするようにした。」「せめて妊娠したくなかったので、コンドームを付けてほしいと言った」

「途中から恐怖心がなくなり、何も考えなくなった。抵抗していない」「そこからどうなったか記憶がない。」

「性犯罪被害の実態と被害者への支援」(小西聖子 武蔵野大学)

この資料は平成28年警察庁主催で行われた基調講演の資料の一部を抜粋したものです。

また、この基調講演では被害者の障害の有無について区別はなく、一般的な女性の性被害について語られています。

この資料から読み取れるのは、例え被害者が内心すごく嫌がっていても、恐怖心から加害者を受け入れたような言動をし得るということです。

あるいは、性的虐待を受けたにもかかわらず、それがなかったかのように記憶を失ってしまうことです。

だとすると、知的障害の有無に関係なく、性的被害者は有効な証言をできない場合があるということですね。

たらればになりますが、人間ドラレコによって被害の一部始終を録画・録音できていれば、被害者の証言力の弱さをカバーできたのにと思います。

(参考)人間ドラレコに使えそうな機器

ここでは、きちほーしが人間ドラレコに使えるんじゃないかと思っている機器について記載していきます。

まだ「使える!」と確信が持てるほどではないので、ご参考まで。


「録画作業時間:8時間」「録音作業時間:10時間」と明記されているので、比較的信用できる商品だと思います。

このスペックを信じるなら比較的使えそうです。

ただ、胸ポケットに留めて使うことを想定されているのが気になります。

知的障害者が紛失せずに胸ポケットにキープできるか自信がありません。


稼働時間も録画時間も明記されていませんが、参考になりそうな情報はあります。

まず画質が1080pであることを売りにしています。

そして以下の記述があります。

「最大容量は62GBのメモリカードを支持します。一杯になった場合、古いファイルを上書きして、新しいファイルを保存することになる。」

1080pを1時間録画するのに必要な容量はだいたい2GBらしいので、30時間以上は録画できるはずです。

モバイルバッテリーにつなげたときの連続稼働時間は要調査ですね。


モバイルバッテリーにつなぐことで数十時間稼働すると書いています。

ループ録画するようですが、上書きされずに残る録画時間について記載されていません。

使用に耐えうるのかどうかは調査が必要です。

おわりに

いかがだったでしょうか。

今回は障害者への性的虐待に関する記事を集めてみました。

調査してピックアップしたのは3件だけですが、これらのことから以下のことがわかりました。

  • 障害者の証言力の弱さを狙った性犯罪がある
  • 支援施設の職員も信用できない場合がある
  • 性的被害者は健常者でも証言力が弱くなる場合がある

今回は性的虐待について取り上げましたが、次回はいじめなどのもっと身近なことも調査をしていきたいと思います。

ではまた!