はじめに
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きちほーしの子どもキチノには中度知的障害があります。
先日キチノに合うデジタル教材を求めて、ショッピングセンターの一角にあったスマイルゼミの体験コーナーを訪ねました。
ここではキチノがスマイルゼミを体験したエピソードと、きちほーしが説明員の方に聞いた契約の詳細についてお話します。
教材体験の感想
キチノが教材を体験してみた感想をお話します。
スマイルゼミのタブレットには多くの学年の教材が入っていました。
ただし、すべての教材が入っているわけではなく、体験用の教材しか入っていませんでした。
算数やってみた
キチノは引き算を理解していないので、基本的な1桁の引き算をしてみたかったのですが、体験用にはそれがありません。
仕方なく体験してみたのは繰り下がりの引き算でした。
例えばこんな感じ。
他にも筆算で繰り下がりの引き算がアニメーションを交えて説明されていました。
繰り下がりを理解できていないキチノでしたが、きちほーしが傍でちょっとサポートすると解けるようになりました。
他にも算数のいろんな教材を試してみたところ、きちほーしのサポートでできるようになりました。
わかりやすい教材だと思いました。
きちほーしのサポートつきですが、テクニックについてはキチノもなんとかできます。
ですがテクニックだけじゃだめなのです。
きちほーしが一番教えたいのは引き算が何を意味するのかということです。
これを理解しないと手持ち100円のお金があって、30円のお菓子を買ったら70円残る、ということが理解できません。
手持ち100円のお金しかなければ150円のお菓子は買えない、ということが理解できません。
きちほーしがキチノにやらせたいのはお買い物。
キチノが欲しいものを、キチノのお小遣いの範囲で買う。
これをやらせたいのですが、引き算の意味が理解できていないとそれができないのです。
国語やってみた
国語については本の読み聞かせです。
教科書に書かれた文章をタブレットが読み上げてくれます。
ただ二語文・三語文程度の会話しかできないキチノにとってはボリュームが多く、スピードもかなり早いです。
またキチノも文章を読み上げることはできます。
ですがその内容を理解していません、ただ発音してるだけなのです。
どうやら頭の中で単語と意味を結びつけるところができていないようです。
キチノにはそこらへんをしっかり教えて上げる必要がありますが、スマイルゼミはそれができている前提の教材になっているようです。
健常児向けでしょうから当たり前ですけどね。
無学年教材はあるのか?
まずきちほーしが気になったのは無学年教材(学年をまたいだ教材)があるかどうかということでした。
ネットで調べた限りでは無学年教材があるような話は聞いていました。
実際のところはどうだったのでしょうか?
なぜ無学年教材が必要なのか?
健常児なら学年に応じた教材を選べばいいのでしょうが、知的障害があると下の学年の教材が必要になります。
それに支援校でテストがあるわけでもないので、わが子の実力が何年生相当なのかもわかりません。
だから、1年生の教材ができることを確認したら2年の教材を試す…、みたいに子どもの実力を試しつつ教材の学年を変える必要があります。
無学年教材はあるの?
今回キチノが体験したのが「2年生の算数」のような学年がハッキリした教材で、無学年らしくありませんでした。
でも無学年教材があるってネットで見た気がするんだけどな。
体験コーナーの担当者に聞いてみました。
無学年教材はありますか?
問題集は学年に関わらず使用できるのですが…
教科書的な教材はというと「学年が決まっています」とのことでした。
つまり2年生で契約すると2年生の教材しか使えず、1年生や3年生の教材は使えないとのことでした。
こちらの工夫で実質無学年にできないか?その1
学年ごとの契約であっても、キチノができているところを短期間で済ませて次の学年に移れば実質無学年になりそうです。
そこで担当者に聞いてみました。
じゃぁまず1年生の教材を勉強して3ヶ月でやりきったら2年生の教材で勉強するとかできますか?
できません。月ごとに決まった内容が配信されてタブレットに保存される形になるので…
つまり、4月はこの単元を配信、5月はこの単元を配信、というように教材の内容が月ごとに決まっているとのことでした。
アナログの教材で例えると、教材◯月号が毎月郵送されるようなイメージでしょうか。
ということは年の途中で契約してしまうと基礎的な内容と思われる4月や5月の教材が手に入らないということになります。
キチノは特に基礎が重要なので、それが手に入らないのは痛いです。
こちらの工夫で実質無学年にできないか?その2
あれ?さっき配信された教材はタブレットに保存されるって言ってたな?
じゃぁ数ヶ月教材を貯めれば実質無学年教材になるのでは?
聞いてみました。
もしかして1年生からずーっと保存を続けていけば2年生になった時に振り返りができるのですか?
はい、それはできます。
やっぱりそうなんですね。
アナログの教材で例えると、6年間送られ続けてきた教材をストックしておいて、都合の良い時に復習をするイメージですね。
契約のタイミングを間違えず、そして教材を数年間ずーっとため続ければ実質無学年教材になります。
契約の詳細
契約についてもスマイルゼミさんのHPにかかれていますが、詳細はやっぱり聞いてみるのが一番です。
体験コーナーの担当者さんに聞いてみました。
お試しでもいったんは契約が必要
スマイルゼミさんのHPには「約2週間の無料お試し」といったことが書かれていますが、これはどうやらクーリングオフ期間ということだそうです。
2週間のお試しができると聞いていますが、お試しで扱える教材は体験用の教材ではなく2年生全部ですか?
はい、そうです
ただ気をつけていただきたいのは、お試しと言ってもクーリングオフの期間になりますので、いったんはご契約していただくことになります。
解約手続きが前提のお試しは個人的にハードルが高いですね~。
手間取って解約できなければ本契約することになってしまいますから。
タブレット費用も1万円以上かかる
費用についてはスマイルゼミさんのHPにかかれている通り月額3500円ほど('24/02/25現在)ですが、それ以外にも見落としがちな費用があります。
それは専用端末のタブレットが買い取りということです。
これは契約期間によって異なり、12ヶ月以上・6ヶ月以上・6ヶ月未満で、約1万円・約1.8万円・約3.3万円('24/04/25現在)になります。
まずはお試しで1~2ヶ月やってみたい人にはハードルが高いですね~。
おわりに
この投稿では、中度知的障害あるわが子キチノが、デジタル教材のスマイルゼミの体験コーナーに参加したお話をしました。
体験コーナーはショッピングセンターの一角にありました。
- 教材体験の感想
- 算数は計算のテクニックがわかりやすい
- 「引き算とは何か?」のような基礎的な教材は体験できなかった
- 国語は文章のボリュームがキチノには多すぎる
- 言葉と意味を結びつける教材は体験できなかった
- 無学年教材について
- 無学年教材に相当するものは問題集だけ
- 教科書的な教材は無学年ではない
- 教科書的な教材は契約した学年の4月分、5月分、…が毎月配信される
- 1年の教材を3ヶ月で済ませて2年の教材に移ることはできない
- 配信された教材はタブレットに蓄積することで無学年教材にはなる
- 契約の詳細について
健常児にはいい教材かもしれませんが、わが子キチノにはちょっと向いてない気がしました。
またお試しでもいったんは契約が必要というのは私にはハードルが高く、安易にお試しできる感じではありませんでした。
キチノには向いていませんが、キチノより障害が軽い子にはいいんじゃないかと思いました。
キチノには無学年教材があり、1つ1つの意味を丁寧に教えてくれるすららが向いてるなと思いました。
ではまた!
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おまけ
(今週のお題「お弁当」)
ここではきちほーしのことをよく知ってもらうため、はてなブログの「今週のお題」をヒントに、本題と少し外れたお話をします。
今週のお題は「お弁当」です。
今は全くお弁当を食べませんが、コロナの時に一番お弁当を食べていたと思います。
非常事態宣言で飲食店はお弁当を出すしかなかったので毎日お弁当を食べていました。
ただそれで完全にメタボになってしまったので、そのころから昼食をやめて1日2食にシフトしたんですよねぇ。
昼食を再開した今もカロリーと費用が高いお弁当はやめて納豆とかを食べています^^。