このシリーズではでは、療育の書籍「誤学習・未学習を防ぐ! 発達の気になる子の「できた! 」が増えるトレーニング」についてグッと要約してお話します。
発達の遅れで子どもの困った行動にお悩みの親御さんはぜひご参考ください。
今回は椅子が座れないお子さん・立ってズボンが履けないお子さんに向けた療育についてお話します。
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アイスブレイク
(今週のお題「夏に見たい作品」)
アイスブレイクではきちほーしのことをよく知ってもらうため、はてなブログの「今週のお題」をヒントに、本題と少し外れたお話をします。
今週のお題は「夏に見たい作品」かな?
今週はお題がちょっとハッキリしていませんが、見たいドラマとかアニメとかがお題なんだそうです。
夏だからというわけではありませんが、鎌倉殿ですかねぇ。
ただいまドロドロの権力争い中です^^。
はじめに
どうも!きちほーしです!
今回は椅子が座れないお子さん・立ってズボンが履けないお子さんに向けた療育のお話です。
きちほーしの子どもキチノはいまだに椅子にちゃんと座れません。
たまにキチンと座りますが、殆どの場合椅子の上であぐらをかいたり片膝立てたり。ほんとお行儀が悪い。
そしてズボンを履く時もたまにですが地べたに座って履いています。
椅子にきちんと座れないのは体幹が十分発達していないからだそうです。
立ってズボンを履けないのは片足立ちができないほどバランス感覚が発達していないからだそうです。
そう考えるとこのまま放っておけませんよね。
この記事ではお子さんが椅子にきちんと座れるための療育、立ってズボンが履けるための療育についてお話していきます。
なお、紹介書籍には説明が省略されているところも多々あるので、随時きちほーしの解釈を追記している場合もあります(追記していることは明記しています)。
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本記事の範囲
この記事では2章「心を育て、「わかった」「できた」を増やすトレーニング&療育」の1部について要約してお話します。
「手押し車」で体幹を鍛えよう!
上の方でも書きましたが、椅子にきちんと座れないのは体幹が十分発達していないからだそうです。
「手押し車」で椅子にきちんと座れるぐらい体幹を鍛えましょう!
やり方
- おとなが、「今日は◯歩やります」と目標を宣言する。
- 子どもが、床に手をついて、四つん這いの姿勢をとる。
- 大人は、子どもの足首を持って持ち上げる。
- 大人が、サポートしながら歩数を数えて子どもの歩みをリードする。
- 子どもが、自分の手の力で一歩ずつ前へ進む。
- 大人は、目的の歩数に達したら子供の足を下ろして大いにほめる。
- さらに体幹を鍛える場合は、大人も子どもも前へ進まず、その場で足踏み(手踏み?)をする。
- さらにさらに体幹を鍛える場合は、子どもの足を椅子に乗せて、その場で足踏み(手踏み?)をする。
ポイント
- 子どもが慣れない内は、「やり方」の3までで良い
- 子どもの手はしっかり開いていると体重をのせやすい
- ほんの一瞬も手で身体を支えられない場合は、四つん這いからスタートしましょう。
「片足立ちトレーニング」でバランス感覚を鍛えよう!
上の方でも書きましたが、立ってズボンを履けないのはバランス感覚が十分発達していないからです。
「片足立ちトレーニング」で立ってズボンが履けるくらいバランス感覚を鍛えましょう!
やり方
- おとなと子どもが向かい合う。
- おとなが、「今日は10までやります」など目標を宣言する。
- おとなと子どもが、一緒に片方の足だけで立って数を数える。
- 反対側の足で、同じことを繰り返す。
- さらに鍛えるには「飛行機」と言って両腕を左右に広げる。
- さらにさらに鍛えるには「鶴」と言って両腕を羽ばたかせる。
ポイント
- 子どもが「片足立ち」の姿勢に慣れない場合は、おとなが手を添えて足の上げ方や高さ、向きなどを教える。
- それでも「片足立ち」ができない場合は、おとなが後ろから子どもの体を支えて「立つ感覚」を覚えさせる。
おわりに
まとめ
いかがだったでしょうか?
今回の記事は、「手押し車」で体幹を鍛える療育、「片足立ちトレーニング」でバランス感覚を鍛える療育についてお話しました。
ポイントはこんな感じです。
いつまでも椅子にきちんと座れなかったり、立ってズボンを履けない子もいます。
その原因はココにありました。
- 椅子にきちんと座れないのは体幹が発達していないから
- 立ってズボンを履けないのはバランス感覚が発達していないから
そこで体幹やバランス感覚を鍛える療育についてお話しました。
キチノはまぁまぁできるけど…
冒頭でも書きましたが、きちほーしの子キチノはキチンと座ったり立ってズボンを履くこともありますが、本当にごくたまにです。
椅子の上であぐらをかいたり片膝立てたり、地べたでズボンを履くことがほとんどです。
おそらく体幹もバランス感覚もそこそこ発達しているのでしょうが、きちんと座ったり立ってズボンを履くのが少ししんどいのでしょう。
だとすれば、もう少しだけ鍛えてあげるといいかもしれません。
「手押し車」も「片足立ちトレーニング」もちょっとした遊びにできそうなので一度やらせれば楽しんでくれるでしょう。
ですが一度やらせるまでが一苦労です^^;。
なにせずーーーーーーっっっっっとYoutubeばっかり見てますから。
うーん、キチノがYoutubeとか見てる傍でおとながやってたら興味持ってくれる…かな?
(参考)書籍概要
タイトル
誤学習・未学習を防ぐ! 発達の気になる子の「できた! 」が増えるトレーニング
著者
橋本 美恵, 鹿野 佐代子
概要
この本は、数や時間、お金の概念など社会で生活するための具体的な方法をイラスト入りでわかりやすく説明してくれています。
目次
【目次】
1章●「誤学習」「未学習」が大人になってから困る原因に?
(1)発達障害の大人の相談からわかること
(2)成長してから、行動を変えるのは難しい?
(3)子どもへの関わり方、この方法で大丈夫?
2章●心を育て、「わかった」「できた」を増やすトレーニング&療育
・「座って学ぶ」ができると学習がスムーズになる
・「食べる」方法を工夫して偏食を減らそう
・数の世界へようこそ! 数字の並びを覚えよう
・1~10のタイルを3回並べて、「位」の理解につなげよう
・お金を「持って」「使う」は自立の第一歩
・時計を作って「時間」と「生活」をつなげよう
・困った時に「手伝って」を伝えられるようになろう
・自分の物と他人の物の区別を身につける
・折り紙の「やっこさん」で指先の感覚を磨く
・字と字を合わせてひらがなを学ぼう
・「料理」には子どもの力を伸ばす要素がいっぱい
・「片足立ち」は自分でズボンや靴を履くチャレンジ
・和式トイレも怖くない! 「あひる歩き」
・走りながらやり遂げる力を身につける「マラソン」
3章●発達障害のある子の子育て、よその家族はどうしている?
・「発達障害」と診断されて
・イライラと自己嫌悪
・何気ない言葉が辛い……
・療育への一歩を踏み出して
・中学生・高校生になったら