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【DAOできるかな?】Web3とWeb3の用語を理解しよう! - 書籍「Web3とDAO 誰もが主役になれる「あたらしい経済」」

このシリーズでは、Web3とDAOについて解説した書籍「Web3とDAO 誰もが主役になれる「新しい経済」」についてグッと要約してお話します。

Web3やDAOに興味があるけれどよくわかっていないという人はぜひ一読ください^^。

今回はWeb3とはなにか。Web3を理解する上で必要な用語についてです。

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アイスブレイク

今週のお題はてな手帳出し」)

アイスブレイクではきちほーしのことをよく知ってもらうため、はてなブログの「今週のお題」をヒントに、本題と少し外れたお話をします。

今週のお題は「手帳」です。

 

なんか以前もこのお題がありましたね^^;。

きちほーしはIT人間なので紙の手帳というのはめったに使いません。

手帳のようなものとなるとスマホになっちゃいますね~。

 

スマホでも手帳のようなアプリはたくさんありますが、きちほーしが十分満足できるようなアプリはまだまだなかったりします。

まさにこんなときに手帳アプリを作るDAOを立ち上げるのかもしれませんね^^。

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はじめに

どーも!きちほーしです!

きちほーしは最近DAOというものに興味があります。

DAOとはネットサービスを提供する新しい形態の組織のことです(※過渡期であるため定義は定まっていないようです)。

これまでネットサービスはGoogleFacebookなどの巨大企業が提供してきました。

DAOもネットサービスを提供するのですが、その組織は世界中の不特定多数のメンバーで構成されているのです。

 

なにか事業は起こしたいけどリーダーには向いていない。

そんなきちほーしにピッタリな予感がするのです^^。

そしてこのDAOはWeb3という新しい概念の枠組みの一つであります。

 

そこできちほーしはWeb3とDAOについて解説した書籍「Web3とDAO 誰もが主役になれる「新しい経済」」を読んで勉強しました。

本シリーズではこの書籍についてギュッと要約してお話します。

 

今回はイントロダクションとしてWeb3とはなにかについてお話します。

またWeb3を理解する上で必要な専門用語の定義についてまとめてみました。

 

 

Web3とはなにか?

Web3はWebのバージョン3のことです。

Web3を理解するために、Web1、Web2、Web3の特徴を順番にお話します。

ただし、Web3も過渡期であるためその定義はバラバラなんだそうです。

ここに挙げるのは定義の一例として捕えてください。

Web1

Web1は1980年~1990年頃のインターネット黎明期のサービスです。

特徴

おおまかに言うとWeb1の特徴はこんな感じです。

  • 提供されるコンテンツはテキストが中心
  • コンテンツ受発信できる端末はPC一択(*1)
  • コンテンツは企業やITに詳しい限られた人しか発信できない

(*1)コンテンツ発信できる端末は正確には「サーバ」という大型のPCのようなものなのですが、ここでは「PC」と表現しています。

有名なサービス

GoogleやYahooのような検索エンジンサービスが躍進しました。

Web2

Web2は1990年後半から現在にいたるまでのサービスです。

特徴

Web2の特徴は大まかに言うと以下のとおりです。

  • 画像や動画も提供できるようになった
  • コンテンツ受発信できる端末はPC・ゲーム機・スマホなど多岐にわたる
  • 誰もがコンテンツを相互に受発信できるようになり、ユーザ同士のコミュニケーションも活発になった
  • プラットフォーム(コンテンツ配信や金銭授受ができる環境)はプラットフォーマーと呼ばれる企業が所有するデータセンタが提供する

有名なサービス

Youtube, Instagram, Twitterなど、個人がテキスト・画像・動画を発信できるSNSサービスが躍進しました。

問題点

Web2には下記のような問題点があります。

  • GAFAのようなコンテンツ配信や金銭授受ができる環境を提供する巨大プラットフォーマーが市場や個人情報を独占している
  • 実質的にユーザの選択肢は限定され、ユーザはプラットフォーマーが定める個人情報の取扱ルールや利用ルールに従わざるを得ない
  • プラットフォーマーが集めた個人情報を不正に利用する事件も発生した
  • ユーザは企業の倒産などでプラットフォームが停止するリスクを伴う

Web3

そして近年Web2の問題点を解決するWeb3が誕生するようになりました。

特徴

  • コンテンツ受発信や金銭授受の環境(プラットフォーム)はそれに参加する世界中の個人PCが共同で提供する
  • プラットフォームの利用ルール等はプラットフォーム参加者の投票で決まる
  • 個人情報やコンテンツは、暗号化されてプラットフォームに参加している世界中の個人PCが共同で管理する
  • プラットフォームが停止してもコンテンツを別のプラットフォームで使用できる仕組みもある
  • 個人がユーザであると同時にプラットフォームの提供者として参加することができる

有名なサービス

ビットコイン, イーサリアムなどの暗号資産や、DeFiという銀行のようなサービス、NFT、DAOなどがある

 

Web3用語集(ユーザ目線)

ここではきちほーしが解釈したWeb3の用語について記載します。

飽くまでもきちほーしが解釈したユーザ目線の用語定義で、技術的な用語定義とは異なりますのでご注意ください。

プラットフォーム

コンテンツ受発信や金銭授受など様々なサービスが実現できる環境。

Web2ではYoutubetwitterがこれにあたる。

ブロックチェーン

世界中の個人PCが共同でプラットフォームを提供・運営できる自律分散システム。

トランザクション

ブロックチェーン上の台帳。例えばAからBへ暗号資産がいくら移動したかが記録されている。

マイニング

トランザクションのデータを暗号化してバラバラに分解すること。

ブロックチェーンでは分解されたトランザクションを世界中のPCに分散して保存させるが、暗号化している上にバラバラなのでPCの持ち主には中身がわからない。

ガス代

トランザクションを実行してもらう際に支払う手数料。

スマートコントラクト

ブロックチェーン上の契約を自動的に処理する仕組み。

ある契約条件(*1)がそろった時に契約処理をする。

(*1)契約条件については本書籍に明記されていませんが、現実世界にも契約条件がある(契約書に署名し実印を押してと印鑑証明書を添えると契約成立)のでこれに近いと思われます。

プロトコル

スマートコントラクトを実行するソフトウェア。

プロトコルの実行を通してAが行われればBを行う、Bが行われればCを作動させる、といったルールが提供される。

トーク

暗号資産よりさらに広い概念。

通貨・会員証・投票券・株券などの役割を1つあるいは複数持たせることができる。

NFTもトークンの1形態。

スワップ

トークンを交換すること

NFT

デジタル作品(絵画やゲームアイテムなど)がどの所有者を示す証明書。

1つのNFTを複数のメンバーで共有することもできる。

転売しても利益の一部がNFT発行者に還付される。

DeFi(Decentralied Finance:分散型金融)

個人同士で暗号資産を含むトークンを交換できる取引所。

ローンもできて貸し側にも借り側にもなれるし、保険商品の取引もできる。

飽くまでも扱えるのは暗号資産のみで、一般的に法定通貨(円やドルなど)を扱うことはできない。

利用するにはDMM BitcoinGMOコインなどで暗号資産の購入が必要。

Uniswap

大手DeFiの一つ。

トークンを参加者から提供してもらい、提供者にインセンティブをつけている。

ウォレット

ブロックチェーン上の財布・口座。Metamaskが有名。

ユーザ操作であらゆるトークンの出し入れができる。

秘密鍵(デジタルな実印のようなもの)がなければ操作できず、逆に秘密鍵を奪われると全てのトークンが奪われる。

DAO(Decentralied Autonomous Organization:分散自立組織)

プラットフォームを提供・運営する世界中の不特定多数のメンバーで構成された組織。

Web2.0ではGoogleTwitterがプラットフォームを提供していたが、これを不特定多数のメンバーで提供できる。

ただし過渡期であるためDAOの定義は人によってバラバラで、上記は定義の一例。

ガバナンストーク

投票権のあるトークン。DAO内で使用できる。売買も可能。

おわりに

このシリーズでは、Web3とDAOについて解説した書籍「Web3とDAO 誰もが主役になれる「新しい経済」」についてグッと要約してお話しました。

今回はWeb3の理解するとっかりとして、Web3とはなにか、Web3を理解する上で必要な用語についてお話しました。

次回はWeb3で実現できるより詳細なサービスの内容についてお話します。