以前の記事では「プロテインを飲めばほとんどの慢性疾患が治る!」という書籍「すべての不調は自分で治せる」を紹介しました。
そして前回の記事では「プロティンの服用で期待できる効果」として挙げられた32の効果のうち、7つについて検証方法を検討しました。
今回きちほーしが検証したのは効果の一つ「寿命がのびる」というもの。
疑い深い私は書籍「すべての不調は自分で治せる」が「プロテインで寿命がのびる」と言う根拠を調べてみました。
果たして真実やいかに?
はじめに
前回もお話しましたが、これまで私は何冊かの健康本を読んできました。
それらの健康本は自分の健康法を強く推す一方で、お互いを否定しあっています。
「あの健康法は不健康で自殺行為だ!正しいのはこっち!」
みたいな感じで、どの健康法が正しいのかわかりません。
わからなければ自分で検証しよう!
ということで、今回検証するのは書籍「すべての不調は自分で治せる」で挙げている「プロテインで寿命がのびる」です。
「寿命が延びる」の検証方法を検討してみる
プロテインの他の効果「朝目覚めがよくなる」とか「甘いものに興味がなくなる」は自分で検証できます。
ですが「寿命が伸びる」については自分で確認できません。
データで検証しよう!
なのでデータを集めてみることにしました。
きちほーしが知る他の健康法の一つにファスティングがあります。
これもその効果の一つに「健康長寿」を挙げています。
以前それを検証しようと思ったきちほーしは、Wikipediaで少食・菜食主義の有名人の享年を調べてみてそれなりの結果が出ました。
今回も同様にプロテインをよく飲む人たちの享年を調べてみよう!
と思いました。
ボディビルダーたちの享年を調べてみよう!…と思ったら
ということで有名なビルダーの享年を調べることにしてみました。
…ですがご存命の方ばかりでした^^;。
しかも調べてみると昔のビルダーさんはプロテインよりもステロイドを使ってたことがわかりました。
ステロイドはかなり身体によくないと聞ききます。
これだとビルダーの享年データはステロイドとプロテインの両方が影響してしまっているかもしれません。
プロテインの効果を測るには適切じゃないかもしれませんね。
ホエイプロテインの誕生はごく最近
バリバリ元気に生きてらっしゃるシュワちゃんも最初の頃はステロイドを使っていた。
これはプロテインの歴史が浅いことを意味しているんじゃないでしょうか?
Wikipediaで調べてみると書籍「すべての不調は自分で治せる」が推奨するホエイプロテインが誕生したのは1970年代だそうです。
このころボディビルに目覚めた12~13歳の子どもたちがホエイを飲み始めたとすると、その子達は現在60代。
これでは享年データは集まりませんなぁ~。
ChatGPT / Bardに寿命が長くなる根拠を聞いてみた
じゃぁ書籍「すべての不調は自分で治せる」の筆者が「寿命が伸びる」という根拠は何なのでしょうか?
最後の頼みの綱はこの方たちしかいません。
ChatGPT, Bardさんそれぞれに質問してみました。
[質問]
プロテインは寿命を伸ばしますか?その根拠はなんですか?
[ChatGPT回答]
現時点での科学的な知識に基づいて言えることは、プロテイン(たんぱく質)が寿命を直接的に伸ばすという確固たる根拠は存在しません。寿命にはさまざまな要因が影響を与えますが、食事の中でたんぱく質を適切に摂取することは、健康を維持し、老化のプロセスをサポートする重要な要素の一つです。たんぱく質は細胞や組織の構造的な要素であり、代謝活動に不可欠です。また、たんぱく質は免疫機能の維持や修復プロセスにも関与しています。適切なたんぱく質の摂取は、筋肉の維持や修復、骨の強化などに寄与し、全体的な健康状態を向上させる可能性があります。
(以下略)
[質問]
プロテインは寿命を伸ばしますか?その根拠はなんですか?
[Bard回答]
プロテインが寿命を伸ばすかどうかについては、まだ研究が進んでおり、確実な結論は出ていません。しかし、以下の根拠から、プロテインが寿命を伸ばす可能性があると考えられています。プロテインは筋肉量を維持するのに役立つ
筋肉量は、老化に伴って減少していきます。筋肉量が減少すると、基礎代謝が低下し、エネルギー消費量が減ります。そのため、肥満や生活習慣病のリスクが高まります。また、筋肉量が減少すると、骨量も減少し、骨粗鬆症のリスクが高まります。プロテインは、筋肉の合成を促進する効果があります。そのため、プロテインを十分に摂取することで、筋肉量を維持し、老化による筋肉量減少のリスクを減らすことができます。
プロテインはインスリンの感受性を高める
インスリンは、血糖値を下げるホルモンです。インスリンの感受性が低下すると、血糖値が上がりやすくなり、糖尿病などのリスクが高まります。プロテインは、インスリンの感受性を高める効果があります。そのため、プロテインを十分に摂取することで、インスリンの感受性を高め、糖尿病などのリスクを減らすことができます。
プロテインは炎症を抑える
炎症は、老化の原因の一つと考えられています。炎症が慢性的に続くと、細胞の損傷や老化が進み、寿命が短くなる可能性があります。プロテインは、炎症を抑える効果があります。そのため、プロテインを十分に摂取することで、炎症を抑え、老化の進行を遅らせることができます。
これらの根拠に基づいて、プロテインは寿命を伸ばす可能性があると考えられています。しかし、まだ研究が進んでおり、確実な結論は出ていません。
(以下略)
プロテインで寿命が伸びる根拠は…
ChatGPT / Bardさんのご意見をまとめるとこういうことです。
「プロテインを飲むと寿命が伸びるという根拠はありません。
でも飲むと健康になるので間接的には影響するかもね。」
根拠ないんかい!
ファスティングの本ではネズミやサルのエサを少なくした実験で長寿になることが明らかにされています。
人間ではありませんがちゃんとしたデータにのっとった根拠です。
一方でプロテインの方は「健康だから長寿になるかも?」と言った感じです。
根拠が弱いなぁ…。
おわりに
この記事では書籍「すべての不調は自分で治せる」で挙げている「プロテインで寿命がのびる」が本当なのかどうか調査してみました。
プロテインを多用する人たちと言えばボディビルダーなので、その方たちの享年データを集めようとしました。
ですが調べてみるとホエイプロテインの誕生はごく最近で、享年データが取れる見込みがないことがわかりました。
ChatGPT / Bardさんに聞いてみると「プロテインで寿命が伸びる」の根拠はなく、「健康になるから寿命が伸びる可能性がある」という弱いものでした。
まぁ、一応嘘はいっていません。
不健康による寿命のマイナス分が軽減されるなら「寿命が伸びる」とも言えるでしょう。
ですが、個人的には言い過ぎの印象。
いわゆる「盛ってる」感じがします。
そうなると他に挙げている効果も盛ってるのかな?と思っちゃいます。
ただその一方できちほーし自身がプロテインを飲んでみて他に挙げている効果のいくつかを実感してきているのも事実です。
もう少し検証を続けようかな。
ではまた!
おまけ
(今週のお題「元気を出す方法」)
ここではきちほーしのことをよく知ってもらうため、はてなブログの「今週のお題」をヒントに、本題と少し外れたお話をします。
今週のお題は「元気を出す方法」です。
私の元気を出す方法の1つは読書だったりします^^。
嫌なこと・不安なことがある
→ 悩みを解決する本を読めば軽くなるかも!?
という感じで本を読みます。
そして本を読んだらブログのネタにするっていう^^。
わぁ!建設的な元気の出し方!