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ファスティングって本当に効果あるの?健康長寿への効果をデータで検証!

ファスティングは、近年注目を集めている健康法のひとつです。

ファスティングとは、一定期間食事を摂取しないことで、体内の代謝を高め、老廃物を排出するというもの。

ファスティングには、体重減少、血糖値改善、免疫力向上などの効果があるとされており、健康長寿への効果が期待されています。

 

でもそれは本当なのでしょうか?

 

ファスティングという健康法が本当に寿命を延ばすのか、本記事では実データをもとに徹底的に検証していきます。

 

ファスティングに興味をお持ちの方は必読です。

科学的な視点から、その効果や限界について探求していきましょう。

 

はじめに

 



 

本当に少食で長寿になるの?

前回の記事でもお話しましたが、ファスティング系の本に必ず出てくるのが長寿遺伝子です。

マウスやサルの実験では少食で長寿遺伝子が発動して寿命が伸びたそうです。

では人間はどうかというと、残念ながら少食と寿命に関する資料は見つかりません。

 

人間は本当に少食で長寿になるのでしょうか?

 

マウスやサルの実験は、実験用に整備された特別な環境でしょう。

それに寿命に影響するものは少食だけではなく、その他の要因の方が寿命に大きく影響するのかもしれません。

少食健康法は間違い?

まだ少数派だとは思いますが、一日二食~一食のファスティング実践者が増えてきていると思われます。

一方で昔は「健康の秘訣は一日三食しっかり食べること!」と言われていました。

(ちなみに日本で一日三食が普及したのは江戸時代あたりらしいですね。意外と古い!)

 

きちほーしの経験上、かつて正しかった健康法が、今になって不健康法だったと言われ、それがやっぱり健康法として見直されることはよくあります。

 

だから今は正しいとされている少食健康法も時代がすぎれば不健康法になる可能性も否めません。

 

どっちが正しいのでしょうか?

検証してみました。

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ファスティング有名人の享年を調べよう!

そうなるとファスティング実践者の平均寿命が知りたくなるのですが、きちほーしはまとまった資料を見たことがありません。

ならば一人ひとりの寿命をピックアップしていくしかありません。

そんなわけできちほーしはWikipediaなどを活用してファスティング実践者の享年を調べることにしました。

データがなかなか見つからない!

残念ながら調べてみても適切な情報がなかなかみつかりませんでした。

考えてみるとファスティングが注目を浴びたのは近年。

つまりファスティング実践者は存命の方がほとんどです。

 

なんとか情報を集めてみましたが、ボリュームを持たせるために歴史の教科書に出てくるような偉人を引っ張り出さざるを得ませんでした^^;。

調査結果!

調査の結果下記のようになりました。

  • 「没年の各国の男性の平均寿命」について
    • 日本人男性の平均寿命については、厚労省の「令和4年版 平均余命の推移」に基づき、各人物の没年に近い年の値を記入しています。
    • 外国人男性の平均寿命については、ちゃんとした情報がなかなか得られませんでしたので、生成AIのBardやChatGPTに問合せました。
  • 「(享年-平均寿命)/平均寿命」について
    • 式の通り、各人物の享年が平均寿命より何%ほど長生きだったかを示しています。
  • ルイジ・コルナロについて
    • ルイジ・コルナロの生年については諸説あり、1464年~1484年まで幅があるので、その中間の1474年としました。

 

生年

生年

没年

享年

没年の各国の男性の平均寿命

享年-平均寿命

(享年-平均寿命)/平均寿命

西勝造

1884

1959

75

63.6

11

17.92%

桜沢如一

1893

1966

73

67.74

5

7.76%

甲田光雄

1924

2008

84

78.56

5

6.92%

千葉真一

1939

2021

82

81.56

0

0.54%

スティーブ・ジョブズ

1955

2011

56

78.64

-23

-28.79%

ジョン・ハーヴェイ・ケロッグ

1852

1943

91

62

29

46.77%

マハトマ・ガンディー

1869

1948

79

45.22

34

74.70%

ベンジャミン・フランクリン

1706

1790

84

35

49

140.00%

ルイジ・コルナロ

1474

1566

92

30

62

206.67%

 

感想

 



スティーブ・ジョブズは早死に!

この方の存在をすっかり忘れていました。

ジョブズさんは菜食主義者で少食主義者。

でも腫瘍で亡くなられたんですよね。

 

腫瘍が発見された最初の頃、彼が手術を拒んでいたという話も有名です。

超少食でガンも治るという話を聞いたきちほーしも、ガンが発見されても手術を拒んで超少食で対処したかもしれません。

そうなるとジョブズのような結末を迎える可能性も否めませんね。

 

この一件だけで全てを結論づけるのは違いますが、菜食主義・少食主義だけで難病が克服されると思わないほうがいいかもしれません。

圧倒的に長寿!…というわけでもない?

マハトマ・ガンジーベンジャミン・フランクリン、ルイジ・コルナロについても「没年の各国の男性の平均寿命」は調べましたが、正確かどうかは怪しいです。

この人たちを除き、「(享年-平均寿命)/平均寿命」に注目してみました。

 

最大値+47%から最小値-29%まで、結構バラバラ。

とは言え、平均寿命より長寿である人物が多いようですね。

 

少ないデータではありますが、結論としては以下のようになります。

 

「菜食主義・少食主義だからと言って長寿になるとは限らないが、長寿になるケースが多い。」

大食漢の享年も調べよう!

きちほーしは「ファスティングで健康長寿!」を信じて実践してきたので、上記の結論はショックでした。

まだ信じられない!信じたくない!

 

じゃぁ逆によく食べる人は早死になのか?

少食になることで長寿にならなくても、早死する可能性を下げられるのか?

 

大食漢の享年も調べることにしました。

フードファイターの享年を調べよう!

 大食漢といえば近年はやりのフードファイター

フードファイター菅原初代さんが若くして亡くなられたのは記憶に新しいです。

そこでフードファイターの享年を調べてみよう!

…と思いましたが、人物情報がぜんぜん見つかりませんでした^^;。

相撲取りの享年を調べよう!

次に頭に浮かんだ大食漢は相撲取りです。

ただ、相撲取りは確かに大食漢でしょうが、食事以外に怪我が多かったり師弟関係のストレスとかで寿命を縮めそうな要因がありそうです。

とは言え大食漢ぞろいで享年情報がしっかり残っていそうなジャンルはこれくらいしかありません。

あくまでも参考程度にということで。

 

というわけで、相撲取りの中でも人物の情報がしっかり残っていそうな、歴代横綱の享年を調べてみました。

なお、横綱の白鵬はファスティング実践者で有名です。

現代に近い横綱ファスティングを取り入れている可能性が高いので、昭和時代に活躍されていた方に絞って調査しました。

調査結果!

調査の結果下記のようになりました。

  • 「没年の各国の男性の平均寿命」について
  • 「(享年-平均寿命)/平均寿命」について
    • 式の通り、各人物の享年が平均寿命より何%ほど長生きだったかを示しています。

 

生年

生年

没年

享年

没年の日本人男性の平均寿命

享年-平均寿命

享年-平均寿命/平均寿命

朝潮太郎 (3代)

1929

1988

59

74.78

-16

-21.10%

柏戸剛

1938

1996

58

76.38

-18

-24.06%

大鵬幸喜

1940

2013

73

79.55

-7

-8.23%

栃ノ海晃嘉

1938

2021

83

81.56

1

1.77%

佐田の山晋松

1938

2017

79

80.75

-2

-2.17%

玉の海正洋

1944

1971

27

69.31

-42

-61.04%

北の富士勝昭

1942

2023年存命

81(2023年現在)

     

琴櫻傑將

1940

2007

67

78.56

-12

-14.71%

輪島大士

1948

2018

70

80.75

-11

-13.31%

北の湖敏満

1953

2015

62

80.75

-19

-23.22%

若乃花幹士 (2代)

1953

2022

69

81.56

-13

-15.40%

三重ノ海剛司

1948

2023年存命

75(2023年現在)

     

千代の富士貢

1955

2016

61

80.75

-20

-24.46%

隆の里俊英

1952

2011

59

79.55

-21

-25.83%

感想

 



平均寿命以上の人もいる

栃ノ海晃嘉さんや、北の富士勝昭さんのように80を超える人もいます。

少食派のスティーブ・ジョブズとは反対のパターンで、大食漢だから寿命が短いとは限らない、と言えそうです。

平均寿命以下のケースが圧倒的に多い

大食漢だから寿命が短いとは限らないですが、平均寿命以下のケースが圧倒的に多いようです。

「享年-平均寿命/平均寿命」について、20代の若さで亡くなられた玉の海正洋さんは異例として除くと、その平均値は-15.5%です。

相撲取りは平均寿命以下のケースが多い

大食漢の代表例として相撲取りをピックアップしましたが、前述の通り相撲取りは食事以外にも寿命を縮めそうな要因がありそうです。

そして平均寿命以上に生きられた方もいます。

それを踏まえた上で結論を出すと、以下のようになります。

 

「大食漢の相撲取りだからと言って早死にするとは限らないが、早死にするケースが多い。」

まとめ

 



 

この記事では、ファスティングという健康法が本当に寿命を延ばすのか、実データをもとに検証しました。

その結果、以下のことがわかりました。

「菜食主義・少食主義だからと言って長寿になるとは限らないが、長寿になるケースが多い。」

ガンも治すと言われている少食主義ですが、スティーブ・ジョブズのように治らなかったケースがあることも忘れてはなりません。

 

また、逆に大食いだと寿命が短くなるのか?

大食いの代表として歴代の横綱を調査しました。

その結果、以下のことがわかりました。

「大食漢の相撲取りだからと言って早死にするとは限らないが、早死にするケースが多い。」

なお、相撲取りの場合、大食いの他に寿命を縮める要素がありそうなので飽くまでも参考データとして扱っています。

 

今後もより精度を上げるため、ファスティング実践者および大食いの方の健康・寿命のデータを調査していきます。

 

ではまた!

 

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(参考)「空腹」こそ最強のクスリ

 

超有名なので説明は簡単にしますが、そもそも16時間空腹ダイエットとは、医学博士の青木厚さんがまとめたダイエット方法です

8時間食事術、すなわち1日に16時間以上食べない時間を作る食事法です。

 

(参考)眠れなくなるほど面白い 図解 糖質の話

 

急激な血糖値の上昇は糖尿病や認知症のリスクを高めます。

糖質の話はこちらの本をご参照ください。

 

(参考)「そろそろ、お酒やめようかな」と思ったときに読む本

 

垣淵先生の本で「お酒は依存性の高いドラッグだ」「カロリーも高く体にもかなりの悪影響だ」ということを知って以来、きちほーしはお酒を飲まないようにしています。

おまけ

今週のお題「30万円あったら」

ここではきちほーしのことをよく知ってもらうため、はてなブログの「今週のお題」をヒントに、本題と少し外れたお話をします。

今週のお題は「30万円あったら」です。

 

30万円あったら何に使うか?

今回はちょっと聖人モードで考えてみましょう。

 

聖人モードで世のため人のために使うことを考えると、ヤマト福祉財団への寄付ですかねぇ。

故・小倉昌男さんの福祉に対する考えはきちほーしもとても共感しています。

福祉を変える経営 カテゴリーの記事一覧 - きちほーし勉強できるかな?

 

ヤマト福祉財団はそんな小倉さんが創設された財団。

日本の障害者の環境を良くするために寄付するのもいいですよねぇ。

組織の信念や活動方針が小倉さんの時代から変わっていないことが前提ですけどね。