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筋肉のためだけじゃない!プロテインで病気が治る理由とは? - 書籍「すべての不調は自分で治せる」を読んでみた

書籍「すべての不調は自分で治せる」を読んでみました。

書籍の結論をギュッと絞って言うとプロテインを飲むと多くの慢性疾患が治る」「さらにサプリメントを飲むとほとんどの慢性疾患が治る」というものでした。

ここでいう慢性疾患とは、ADHD発達障害アルツハイマー躁うつ病、リウマチ、アトピー、喘息、花粉症、不整脈・高血圧、白血病、その他の神経難病・生活習慣病です。

この日記では、書籍の中できちほーしが特に気になった箇所をピックアップして軽くまとめます。

また、書籍で紹介されているプロテインについても別途詳しく調査したのでお話します。

 

はじめに

 

 

メルカリの書籍情報はこちら

筆者について

筆者は藤川徳美という心療内科の医師(男性)です。

広島で開業されていて、精神保健を主に扱うそうです。

 

藤川さんは日本の病院がなんでもかんでも薬で病気を直そうとするのに異を唱えてらっしゃいます。

病気を治すのは医師ではなく患者自身だ

筆者の病院では診療の半分は分子栄養学に基づく栄養メソッドで治しているそうです。

筆者は「病気を治すのは医師ではなく、患者自身が栄養について勉強して自分で治すのだ」と言っています。

筆者による5大栄養対策

筆者によると下記の栄養対策でほとんどの慢性疾患が治るとのことです。

  • 高タンパク食
  • メガビタミン
  • 抗酸化物質
  • 糖質制限
  • 鉄不足対策

今回はこの中のもっとも基本的な栄養対策として「高タンパク食」のプロテインについてお話します。

プロティンの服用で期待できる効果

プロテインと言えば一般的に筋肉増強のために飲むイメージですが、筆者は健康のためにも飲むべきだと主張しています。

 

プロテインの服用で期待できる効果として挙げられているのは以下のとおりです。

  1. うつ病パニック障害を含めすべての病気の回復か早まる
  2. 摂食障害の特効薬てある
  3. 朝目覚めか良くなり、疲れにくくなる
  4. 立ちくらみ、めまいかなくなる
  5. 爪、髪が強くなり、綺麗になる
  6. 肌の調子が良くなり、化粧のノリが良くなる
  7. 甘いものに興味がなくなる
  8. ダイエットに効果があり、適正体重まで減少する
  9. ウ工ストが細くなる
  10. 気候変動に強くなる
  11. 夏バテしなくなる
  12. 胃腸の調子が良くなり、胃腸が強くなる
  13. 免疫力が向上して、風邪を引きにくくなる
  14. ストレスに強くなり、落ち込んでも立ち直りが早くなる
  15. 末梢(手足)の冷えが改善する
  16. 高血圧が改善する
  17. 糖尿病が改善する
  18. リウマチなどによる体内炎症を軽減する
  19. 甲状腺機能を正常化させる
  20. がんに対する抵抗力を向上させる
  21. ケガや手術からの回復を早める
  22. 妊娠時、授乳期には、胎児や新生児の成長を促す
  23. 頭の回転が良くなり、集中力が向上する
  24. 脳卒中、冠動脈疾患を予防する
  25. 動脈硬化が改善する
  26. 貧血が改善する
  27. 子どもの知能が改善する
  28. 認知症の進行を抑える
  29. 神経難病を改善させる
  30. 寿命が延びる
  31. 減薬しやすくなる
  32. メガビタミンを開始することができ、ビタミンの効果も高まる

なぜプロティンを飲むと慢性疾患が治るのか?



現代人は栄養不足

著者によれば、日本で「バランスがいい」と言われる食事も全く栄養が足りていないため、日本人は糖質過多+タンパク不足に陥っているとのことです。

手作りの料理にも栄養があると思うかもしれませんが、痩せた土地に農薬・抗生物質・添加物を投与されて育った野菜がベースになのでミネラル・ビタミンは不足気味です。

慢性疾患はこういった栄養不足を長年続けた結果引き起こされているとのことです。

医師は栄養知識がほとんどない

日本の医師は薬で症状を抑える対症療法を熟知する一方で、栄養知識がほとんどないと筆者は言います。

栄養が身体を作るので慢性疾患を治すには栄養知識が必要。

だから栄養知識のない医師では慢性疾患の根本原因を治すことができません。

日本の医師が治せるのは症状だけ。

これは雑草の根を取らずに草だけ刈り取ってるようなものです。

タンパク質が不足すると体内でどうなるか?

体内ではDNAという設計図を使ってタンパク質が作られます。

体内でタンパク質が働きを終えるとアミノ酸に分解され、また必要なタンパク質に合成します。

タンパク質が不十分であるとこういった古いアミノ酸が再利用されるのですが、再利用されたアミノ酸は変形をきたしています。

その古いアミノ酸を使ったタンパク質は体内の免疫系が「異物」ととらえやすくなり、リウマチなどの自己免疫疾患の原因となるそうでうす。

プロティンを飲むと慢性疾患が治る理由

以上をまとめるとこういうことです。

 

現代的な食環境と栄養知識のない医療環境の現代日本

現代日本人は長年栄養不足・タンパク質不足を続けてきた

→ タンパク質不足の体内は古い変形した材料で身体を作らざるを得ない

→ 体内の免疫系は変形した材料を「異物」ととらえてしまう

→ 慢性疾患になりやすい

 

このようにタンパク質不足では慢性疾患になりやすくなってしまうのです。

そのタンパク質不足を補うために、プロテインは強い味方なのです。

プロテインの選び方

プロテインはホエイ一択

筆者の病院での経験上、ソイプロテインよりも圧倒的にホエイプロテインの方が効果があったそうです。

WPCとWPI

ホエイにも乳糖が含まれるWPCと、乳糖が除去されたWPIがあります。

乳糖不耐性の人は乳糖を含むWPCを飲むとお腹を壊すので、WPIを選ぶといいでしょう。

1日の必要なタンパク質量は体重 x 1g~2g

筆者によれば、1日の必要なタンパク質量は、最低でも体重 x 1g、余裕をもって1.5~2gは確保してほしいとのことです。

つまり体重が60kgの場合は最低でも60g、余裕を持って90~120g。

 

特に成長期の中高生や妊娠・授乳期の女性の場合は1.5gが必要で、慢性疾患からの回復を目指すなら2gは必要とのことです。

プロテインのタンパク質含有率を知っておこう

プロテインの量(g)=タンパク質の量(g)ではないことに注意しましょう。

例えば筆者がよく飲むプロテインの一つにファイン・ラボプレーンという商品がありますが、タンパク質含有率は90%。

つまりプロテイン20gを摂れば18gのタンパク質が摂れます。

 

このタンパク質含有率と1日の必要なタンパク質量を踏まえて商品を選びましょう。

ソイプロテインは廃棄したほうがいい

筆者の病院での経験上、ソイプロテインよりも圧倒的にホエイプロテインの方が効果があったそうです。

また、ソイプロテインを摂りすぎると甲状腺機能障害を引き起こすこともあるそうです。

さらに筋タンパク合成率はソイよりホエイが18~31%高いそうです。

 

これらのことから筆者は言います。

「買ってしまったソイを使い切ってからホエイに切り替えるという人がいるが、非効率的だからソイは廃棄したほうがいい」。

プロテインについての注意

最初はお腹をくださない程度に少量から

タンパク質不足が続いていると、タンパク質で作られる消化酵素も不足します。

したがってプロテインの消化吸収力が弱まっています。

プロテインを胃が受け付けなかったりお腹を下したりするのはこういったことが理由です。

最初はお腹を壊さない程度に少量のプロテインからはじめるましょう。

そうすることで内臓を強くし、徐々に量を増やすといいようです。

少食健康法の経験がある人は特に注意しよう

玄米菜食・フルーツ食・断食の経験ある人は、タンパク質不足が著しいため、前述のような問題が起こりやすいかもしれません。

注意しましょう。

乳糖不耐性だと勘違いするパターンに注意しよう

タンパク質不足でお腹を下したのに「乳糖不耐性だ」と勘違いしてしまうこともあります。

注意しましょう。

プロテイン商品を比較

ここでは各プロテイン商品について、きちほーしが調査した結果をまとめていきます。

取り上げるプロテイン商品は、書籍「すべての不調は自分で治せる」で紹介されている3品と、きちほーしが独自に購入したソイプロテインです。

このソイプロテインは、きちほーしがこの書籍を読む前に「安いからこれでいいだろう」と近所のお店で買ったものです。

 

商品 タンパク質
含有率
内容量(g) 価格('24/1/23 現在) タンパク質
含有量(g)
タンパク質
1kg当り価格
ファイン・ラボプレーン 90.8% 1000 ¥4,417 908.00 ¥4,865
ビーレジェンド(WPC 72.8% 700 ¥2,980 509.31 ¥5,851
ビーレジェンドWPI 77.7% 900 ¥4,460 699.00 ¥6,381
ダイマタイズ 78.1% 640 ¥7,002 500.00 ¥14,004
ユーワソイプロテイン 66.6%(*) 900 ¥1,548 599.77 ¥2,581

 

(*)ソイプロテインホエイプロテインの76%と換算しています。

上の表について注意があります。

ユーワソイプロテインのタンパク質含有率についてはきちほーしが独自の計算を加味しています。

前の章でもお話しましたが、筋タンパク合成率はソイよりホエイが18~31%高いそうです。

逆算すると筋タンパク合成率はソイはホエイの76%~84%に相当します。

ユーワソイプロテインのタンパク質含有率は実際には87%ですが、さらに76%を掛けて66.6%としています。

ソイプロテインも捨てたもんじゃない

筆者は「ソイプロテインは廃棄したほうがいい」と言っていますが、上の表を見てきちほーしは「ソイプロテインも捨てたもんじゃないな」と思いました。。

タンパク質1kgあたりの価格を見るととユーワソイプロテインはかなり経済的です。

また書籍でも言及していますが、ソイプロテインはお腹を壊しにくいというメリットがあるようです。

一応書籍ではソイプロテイン甲状腺機能障害に対する懸念を言及しています。

ですが、「摂りすぎると」「引き起こすこともある」という表現をしていることから、障害が発生するとしても確率はかなり低い印象。

きちほーしは「捨てたもんじゃないな」と思います。

おわりに

 



まとめ

この記事では、書籍「すべての不調は自分で治せる」を読んで、きちほーしが特に気になった箇所をピックアップして軽くまとめました。


心療内科医の藤川徳美さんが書いた書籍で、彼は病気を治すのは医師ではなく患者自身が栄養を勉強して自分で治すべきだと言っています。
特にタンパク質を栄養の基礎と位置づけていて、タンパク質を十分に摂るとほとんどの慢性疾患が改善するとのことです。

様々な食材自体が栄養不足であるため、現代人がタンパク質を補給するにはプロテインが良いとのことです。

筆者の経験上ホエイプロテインソイプロテインよりも圧倒的に効果があるとしています。

ただ、きちほーしは素人ながらも経済的でお腹も下しにくいソイプロテインも捨てたもんじゃないと個人的に思いました。

プロテイン生活2週間目のきちほーし

この記事を書いているときにはきちほーしもすでにプロテイン生活を始め、2週間ほど経ちました。

ちなみに飲んでるプロテインは、ホエイとソイのブレンドです。

たまたまかもしれませんがとても元気になってきた気がします

みなさんも一度試してみてはいかがでしょうか。

まだまだ続く栄養対策の話

今回はタンパク質のことを書きましたが、この書籍に書かれているのはそれだけではありません。

タンパク質は飽くまでも身体のベース。

さらに、メガビタミン、抗酸化物質、糖質制限、鉄分も対策が必要だと書籍に書かれています。

 

 

みなさんも自分で栄養を勉強して、自分で直してみてはいかがでしょうか。

ではまた!

おまけ

 



今週のお題「最近おいしかったもの」)

ここではきちほーしのことをよく知ってもらうため、はてなブログの「今週のお題」をヒントに、本題と少し外れたお話をします。

今週のお題は「最近おいしかったもの」です。

 

最近美味しかったもの。

それはまさにこの記事で登場した「プロテイン」です。

やばいですね^^;。

 

プロテインのお陰で甘いものにさほど興味がなくなってきた気がしますが、今度はこのプロテインを飲みたい飲みたいと思うようになりました。

やばいですね^^;。

甘くない甘味料を使ってないプロテインもあるみたいですよ^^