きちほーしと同じようにせどりにチャレンジしたものの、うまくいかず挫折してしまった方もいるんじゃないでしょうか。
このシリーズでは、せどり挫折者きちほーしが今一度勉強しなおしたことを、せどり挫折者・せどり初心者に向けて共有していきます。
アイスブレイク
アイスブレイクでは、はてなブログの「今週のお題」をヒントに、本題と少し外れたお話をします。
(お題「これ買いました」)
ついこないだまで晴れがちの空模様だったのに最近は雨がちですね。
でも家の中で本を読んで勉強するのなら、雨の日だって問題なくできます。
はじめに
どうも、
ちょっと前にせどりにトライアルして、挫折気味でさぼっていたきちほーしです。
もう少し頑張りたいと思ったので、
せどりをもう一度勉強しなおすことと、ブログネタを兼ねて、
書籍「もっと 世界一やさしい Amazonせどりの教科書 1年生」を買いました。
このシリーズでは、この書籍について、その概要と、きちほーしが参考になったところをピックアップし、要約(※)して紹介します。
(※)著作権を侵害する恐れがありますので、あえてきちほーしが要約します。
書籍概要
タイトル
著者
クラスタ―長谷川
概要
この本はせどり初心者や挫折者でもわかる基本的な事を教えてくれていて、売れる商品、商品の買い方、商品を売る値段、リスク管理、売り上げの計算等が書いてあります。
ただ、発行が2019年とやや古いので、今では使えなくなったモノレートのことも記載していることには要注意です。
目次
- 0時限目 今日から稼げる「せどり」ビジネス
- 1時限目 Amazonでものが売れるお店づくりと出品のしかた
- 2時限目 仕入れに行く準備をしよう
- 3時限目 スマホでパパッとすき間時間に仕入れる「中古電脳せどり」
- 4時限目 週末自宅で仕入れよう「新品電脳せどり」
- 5時限目 普段の買い物のついでに仕入れよう「新品店舗せどり」
- 6時限目 「低資金&高利益率せどり」で収益安定
- 7時限目 一石二鳥&「効率化せどり」
- 課外授業 知っておきたい「せどりのお金の話」と
- 困ったときの「トラブル対応」のしかた
関連広告
本記事の範囲
本記事では、2時限目の中盤から、きちほーしが参考になったポイントをピックアップして要約します。
モノレートの使い方や最低仕入価格に関するお話です。
モノレートはサービスを終了してしまいましたが、
類似ツールの選定や類似ツールの活用の仕方の参考になるのではないかと思います。
関連記事
http://kichihoushi.com/blog/2021/05/24/hon_shoukai-amazon_sedori_kyoukasho/
http://kichihoushi.com/blog/2021/05/26/hon_shoukai-amazon_sedori_kyoukasho-2/
「2時限目 仕入れに行く準備をしよう」中盤のポイントピックアップ
「2時限目 仕入れに行く準備をしよう」の前半は、たくさんの商品調査ツールが紹介されていました。
中盤はモノレートを中心に、ツールによるその調査結果をどう活用するか、最低仕入価格はどうするかについて書かれています。
モノレートの使い方
ここでは、モノレートの各機能の活用の仕方についてお話しします。
モノレートグラフ
モノレートグラフの見方について絵を使って説明しようと思いましたが、本の絵を載せちゃうと著作権にひっかかりそうです^^;。
というわけで、詳細は他ページをご参照ください。
たぶんきちほーしよりもずっと詳しい人の解説付きですよ!
ここらへんの代替ツールは、KeepaやDeltatracerになりそうです。
モノレートグラフの使い方
この記事ではモノレートグラフの使い方についてごく簡単に説明します。
モノレートグラフは、「最安値」「出品者数」「ランキング」「モノレートユーザー」で構成されているようです。
「ランキング」の使い方
ポイントになるのは「ランキング」のグラフで、こいつがギザギザに波打っていると、その波の数をカウントすることで、販売数がわかるようです。
「最安値」の使い方
「最安値」は文字通り最安値の変動具合が分かります
「出品者数」の使い方
これの推移でライバルが増えそう・減っていきそう、といった傾向が分かります。
きちほーしはこのモノレートグラフの代替ツールについて触れたいと思います。
「モノレートユーザ」の使い方
モノレート独自の機能です。
モノレートは終了してしまったので、説明を省略します。
コスト計算
この本ではモノレートのコスト計算について語られています。
粗利率を設定して仕入れ値の上限を算出してくれるそうです。
この機能の代替ツールは、ショッピングリサーチャーになるかもしれませんね。
諸経費や推奨仕入れ値を自動的に算出してくれます。
ただし、ショッピングリサーチャーが出す推奨仕入れ値は利益率5%で固定になっているようなので注意が必要です。
後述しますが、この本の推奨利益率は25%くらいです。
モノレートを活用した商品の仕入れ方
p88
商品の仕入れ方(実践編)
FBAで出品することを前提としています価格はFBA最安値近辺(最安値~安値+1-2割以下)にすることを前提としています
1. ターゲット商品が直近3か月で販売した数(=Chanbai3)をチェックする
この本ではモノレートを使った方法を紹介していますが、今だとKeepaなどを利用することになりそうです。
2. FBA最安値近辺の人たちの総在庫数(=Czaiko)をカウントする。
この本ではAmazonのカートを利用した方法を紹介していますが、どうやらAmazonサイトの仕様変更でできなくなったようです。
今ではKeepa(有料版)で在庫数をカウントする方法になりそうです。
3. 自分の商品が完売する期間を予測する
1か月あたりの予想販売数: Chanbai1 = Chanbai3÷3
自分の予定仕入数:Njibun
完売する期間:Mkanbai= ( Czaiko + Njibun ) ÷ Chanbai1 (単位は1か月)
ここで
Chanbai = 15
Czaiko = 6
Njibun = 2
とすると
Mkanbai = 1.6か月
になります
著者曰く、これが「リスクゼロ」の仕入れの方法だそうです。
FBAで出品し、FBA最安値近辺に価格設定して、完売期間が分かる、ということが重要なんですね。
ただ、この計算はあくまでも自分以外に新規出品者が登場しないということが前提でしょうね。
最近では、お金の大学を読んで楽天ポイントせどりをはじめた人も多いでしょうから、ある時いっせいに新規出品者が増えそうな気もします。
それも考慮して完売期間を見積もったほうがよさそうですね。
最低仕入価格一覧
Amazonの手数料は売上の20-25%
Amazonの手数料は売上の20-25%なので、「仕入れ価格に対して25%の粗利益があれば悪くない」と判断できるそうです。
逆に言うと売上価格の8割で仕入れられるなら買ってもいいということですね。
ただし、この本で挙げているAmazonの手数料は、「販売手数料」「カテゴリー成約料」「発送重量手数料」「出荷作業手数料」です。
「発送重量手数料」?
2021年FBA配送代行手数料の改定(Amazon.co.jp) - Amazonセラーセントラルでは、「梱包重量の加算を撤廃します」とあるので、たぶん古い情報ですね。
ただ発送代行手数料は、値上げしているのもありますが、全体的には下がっているようなので、「Amazonの手数料は売上の20-25%」というのは変わらないかもしれません。
手数料率8%の推奨最低仕入価格
「Amazonの手数料は売上の20-25%」を根拠に、著者が推奨する「手数料率8%」の商品の最低仕入価格の一覧です。
仕入価格 | 推奨最低販売価格 | ギリギリ販売価格 | 推奨粗利益 | ギリギリ粗利益 |
¥1,000 | ¥1,900 | ¥1,800 | ¥300 | ¥200 |
¥2,000 | ¥3,200 | ¥3,000 | ¥500 | ¥300 |
¥3,000 | ¥4,600 | ¥4,300 | ¥750 | ¥450 |
¥4,000 | ¥5,900 | ¥5,400 | ¥1,000 | ¥550 |
¥5,000 | ¥7,300 | ¥6,700 | ¥1,250 | ¥650 |
¥6,000 | ¥8,600 | ¥7,900 | ¥1,500 | ¥800 |
¥7,000 | ¥10,000 | ¥9,100 | ¥1,750 | ¥900 |
¥8,000 | ¥11,400 | ¥10,300 | ¥2,000 | ¥1,000 |
¥9,000 | ¥12,700 | ¥11,500 | ¥2,250 | ¥1,150 |
¥10,000 | ¥14,100 | ¥12,800 | ¥2,500 | ¥1,250 |
手数料率10%の推奨最低仕入価格
「Amazonの手数料は売上の20-25%」を根拠に、著者が推奨する「手数料率10%」の商品の最低仕入価格の一覧です。
仕入価格 | 推奨最低販売価格 | ギリギリ販売価格 | 推奨粗利益 | ギリギリ粗利益 |
¥1,000 | ¥1,950 | ¥1,800 | ¥300 | ¥200 |
¥2,000 | ¥3,300 | ¥3,100 | ¥500 | ¥350 |
¥3,000 | ¥4,700 | ¥4,300 | ¥750 | ¥450 |
¥4,000 | ¥6,100 | ¥5,600 | ¥1,000 | ¥550 |
¥5,000 | ¥7,500 | ¥6,800 | ¥1,250 | ¥650 |
¥6,000 | ¥8,800 | ¥8,100 | ¥1,500 | ¥800 |
¥7,000 | ¥10,200 | ¥9,300 | ¥1,750 | ¥900 |
¥8,000 | ¥11,600 | ¥10,400 | ¥2,000 | ¥1,000 |
¥9,000 | ¥13,000 | ¥11,800 | ¥2,250 | ¥1,150 |
¥10,000 | ¥14,400 | ¥13,000 | ¥2,500 | ¥1,300 |
手数料率15%の推奨最低仕入価格
「Amazonの手数料は売上の20-25%」を根拠に、著者が推奨する「手数料率15%」の商品の最低仕入価格の一覧です。
仕入価格 | 推奨最低販売価格 | ギリギリ販売価格 | 推奨粗利益 | ギリギリ粗利益 |
¥1,000 | ¥2,100 | ¥2,000 | ¥300 | ¥200 |
¥2,000 | ¥3,500 | ¥3,400 | ¥500 | ¥350 |
¥3,000 | ¥5,000 | ¥4,700 | ¥750 | ¥500 |
¥4,000 | ¥6,500 | ¥6,000 | ¥1,000 | ¥600 |
¥5,000 | ¥8,000 | ¥7,400 | ¥1,250 | ¥750 |
¥6,000 | ¥9,500 | ¥8,700 | ¥1,500 | ¥900 |
¥7,000 | ¥11,000 | ¥10,000 | ¥1,750 | ¥1,000 |
¥8,000 | ¥12,400 | ¥11,400 | ¥2,000 | ¥1,150 |
¥9,000 | ¥13,800 | ¥12,700 | ¥2,250 | ¥1,300 |
¥10,000 | ¥15,400 | ¥14,000 | ¥2,500 | ¥1,400 |
おわりに
さて、今回はモノレートに関するお話が中心でしたがいかかだったでしょうか?
モノレートは終了してしまったので、きちほーしはその代替ツールを検証するのに時間を使ってしまいました(@@;)。
次回は2時限目のラスト。
これはきちほーしが一番知りたかったこと。
具体的な仕入れ方法に関するお話です。
ではまた!
(つづく)
Datamax M1-L バーコードリーダー ワイヤレス ブルートゥース対応 M39M 充電式/ワイヤレス/決済/管理/シンプル/おしゃれ/スタイリッシュ
? |
? |