このシリーズでは、車を長期利用する人に向けて、最もコストを安く抑えられる方法について、きちほーしが調査したことをまとめています。
そしてこの記事では、カーリースをよく知らない人に向けて、きちほーしが調べたカーリースの基礎知識と、メリットデメリット、をお伝えします。
また、きちほーしの予想ではありますが、どの記事にも書いていないきちほーしが想定するカーリースのデメリットについてもお話ししたいと思います。
きちほーしの予想が当たっているかどうかは、後日の調査で明らかにしたいと思います。
(今週のお題「雨の日の過ごし方」)
はじめに
どうも、
車の長期利用を考えているきちほーしです。
雨の日に家の中でじっとしているのももったいない。
そんな時こそ自動車の活躍ですね。
でもきちほーしは車を持っていません。
数年前、会社の先輩から「車は金食い虫だ」と聞いて以来、なんとか車を買わずレンタカーやカーシェアリングのような短期利用のサービスでコストを抑える生活を過ごしてきました。
でも最近、家庭の事情で長期利用の機運が高まってきました。
前回の記事では、各長期利用サービスの具体的なコストをざっくり比較しました(下表参照)。
利用期間(月数) | ニコニコ レンタカー(円) |
オリックス カーシェア(円) |
購入 (新車)(円) |
購入 (中古)(円) |
定額ニコノリパック (新車リース)(円) |
1か月 | 125,000 | 111,000 | 1,729,425 | 929,425 | 47,987 |
半年 | 750,000 | 666,000 | 1,758,850 | 958,850 | 200,253 |
1年 | 1,500,000 | 1,332,000 | 2,053,100 | 1,253,100 | 575,840 |
5年 | 7,500,000 | 6,660,000 | 3,465,500 | 2,665,500 | 2,879,200 |
https://kippoushi126.hatenablog.com/entry/kuruma_yasuku/
この中で、リースというものがなかなかリーズナブルかもしれないと思いました。
そこで今回は、、より深くリースについて調べてみました。
高額商品を買う際のきちほーしの癖
いきなり余談ですが、
きちほーしは車のような高額商品を買う時、不自然に安い商品があると、売り手のビジネスモデルを考えてしまいます。
そうすることで類似商品よりもグッと安い理由がわかって安心するからです。
逆に安い理由がよく分からないビジネスモデルであるにも関わらず類似商品よりも異常に安いと、どこか別の所で差額を徴収するのだろうと警戒します。
だから、きちほーしにとっては、カーリースがなぜリーズナブルなのかを理解することはとても重要なのです。
リース代=(車両本体価格-想定残価+諸経費)÷支払回数
定額カルモくんのサイトによれば、リース代というのは、基本的には、
- リース代=(車両本体価格-想定残価)÷支払回数(下図参照)
なんだそうです。
ただし、定額ニコノリパックのように、税金や自賠責保険コミの場合も多く、実際には
- リース代=(車両本体価格-想定残価+諸経費)÷支払回数(下図参照)
になるようです。諸経費の中には当然リース会社の人件費も含まれてるでしょうね。
?
なので、長期レンタルや購入と比較するときは、車両本体+諸経費を勘案してコストを計算したほうがよさそうですね。
想定残価=リセールバリュー(下取り価格)
そして想定残価については、定額カルモくんのサイトでは「下取り価格に相当する」と言っています。お金の大学が言うところの「リセールバリュー」にあたるでしょうね。
なので、購入するパターンとコスト比較するなら、想定残価が適正かどうか、市場のリセールバリュー(下取り価格)とのギャップを確認したほうがよさそうですね。
ちなみに、きちほーしは新車のリセールバリューを予想できる自信がないので、初めからリセールバリュー(下取り価格)が想像できる中古車のリースをターゲットにしたほうが無難かもしれません。
リースのメリットは「手間いらず」
お金の大学では車を購入する場合は「リセールバリュー(下取り価格)」を意識したほうが良いと書いていますが、前述のようにきちほーしは購入時にリセールバリュー(下取り価格)を予想できる自信がないですし、手放す時に高値で引き取ってくれる買取業者を探すのもしんどそうです。
場合によっては廃車することも考えなければならず、そうなると安い廃車業者を探すのもまたしんどそうです。
(あとで気づきましたが、定額カルモくんのサイトにも買取や廃車を考えなくてもいいのがメリットと書いてありました^^;)
そういう意味ではリセールバリュー(下取り価格)とか廃車コストとか意識しなくてよいカーリースは「手間いらず」がメリットと言えそうです。
諸経費の支払いも代行してくれますしね。
リースのデメリットは「より高い買取業者やより安い保険を選べない」
使い方によって想定残価は変動する
カルモくんのサイトにもありますが、カーリースのデメリットに、カスタマイズがしにくい、月間走行距離に制限がある、などがあり、違反すると契約満了時に追加料金が課せられるようです。
追加料金が課せられる=想定残価が減らされる、と解釈できます。
そのような条件が課せられるのは想定残価に影響するところだからでしょう。??
想定残価=リセールバリュー(下取り価格)なので、カスタマイズしたり走行距離が想定より大きすぎると車両本体の価値が落ちるのが理由だと思います。
ところで「カスタマイズ」はどこまでが許容されるのでしょうか?暴走族のような派手なカスタマイズじゃなくても、修理とかでその車の正規品じゃないパーツを取り付けても、カスタマイズになっちゃうんでしょうか?
要調査です。
市況を言い訳に想定残価が減らされても抗えない
また、カルモくんのサイトには、このような記述があります。
カーリース契約には、オープンエンドとクローズドエンドの2種類の方法があります。
(中略)
オープンエンド契約は、リース契約終了時の車両の価値について、「返却タイミングでの市場価格」を加味することになっているため、市場次第で追加料金が発生する場合があります。
市場の状況により想定残価(=下取り価格)が変わるのは、購入車の買い取りでも同じでしょうが、購入車の場合、車のオーナーは複数の業者の中から気に入った業者を選択できます。
その一方で、リースの場合はユーザが買取業者を選ぶことはできません。
そうなると、ここからはきちほーしの予想ですが、契約したリース業者が市況を言い訳に、相当低い想定残価に変えられても、ユーザが抗うことは困難ではないかと思うのです。
その意味ではリースユーザは購入者のオーナよりも不利です。
ちなみに、クローズドエンド契約というのもあるようです。
残価精算のないクローズドエンド契約は、契約時に残価は設定するものの、契約満了時に市場価格を理由にした残価精算を行わない契約形態となっています。
これならリース業者に残価を買いたたかれないので安心!
とはならないのがきちほーしの臆病さ。
リース業者がわざわざ自分を不利にするようなビジネスモデルを作らないと思うのです。
買い手を選べないのはオープンエンド契約と変わりがありません。
ここからきちほーしの予想ですが、クローズドエンド契約は一見ユーザに有利に見えますが、その分他の所にしわ寄せがあるんじゃないかと予想してしまいます。
例えば料金がやや高めとか、他社よりもワンランク下の車両になってるとか、他の条件で残価を低減させる仕組みになってるとか。
もちろんこれらはきちほーしの想像にすぎないので、ちゃんと調査する必要があります。
保険も選べない
そしてもちろん、保険についてもユーザは選ぶことができません。
たとえ市場にもっと安くていい保険が登場しても、リース業者が提供する保険以外には乗り換えることはできないはずです。
そういう意味では、良心的な保険会社と提携しているかどうかも、リース会社を選ぶ材料になるのではと思います。
短期リースって何?
半年で車両本体価格を支払う?わけないよね
短期リースというものもあるようですが、それって何でしょう?
長期リースは数年で車両本体価格-残価を分割して支払っていきますが、半年や1~2か月の短期リースは短期間で車両本体価格-残価を一気に払うのでしょうか?
そんなわけないですよね。
定額カルモくんのサイトでも短期カーリース代が15000円/月程度とありますし。
これの半年分(90000円)が車両本体価格の一部とはとうてい思えません。
このことから考えると、きちほーしが解釈するに、短期リースとはリース会社がリースの仕組みの中で運営する長期レンタカーの類似サービスなんでしょうね。
短期カーリース=長期レンタカー + 審査 + 車庫証明 + 違約金 + 名義変更費用
ユーザからしてみれば、長期レンタカーとの違いは、
審査や車庫証明の取得、中途解約の際は違約金が発生するなどの条件
のようです。
あと、リースの場合3~4万円の名義変更費用も発生するんじゃないかな?
まとめ
この記事では、カーリースをよく知らない人に向けて、
きちほーしが調べたカーリースの概要と、メリットデメリット、に加え、
どの記事にも書いていないきちほーしが想定するカーリースのデメリット、
についてお話ししました。
- リース代=(車両本体価格-想定残価+諸経費)÷支払回数、ということでした。
- 想定残価=リセールバリュー(下取り価格)、なので、同じ車を購入した場合の下取り価格とリースしたときの想定残価を比較したほうがよさそうです。
- リースのメリットは、下取りや廃棄、納税や保険購入の「手間いらず」でした。
- 逆に、それがリースのデメリットでもあり、「より高い買取業者やより安い保険を選べない」というものでした。
- 短期カーリースと長期レンタカーの違いは、
短期カーリース=長期レンタカー + 審査 + 車庫証明 + 違約金 + 名義変更費用、でした。
今回挙げたデメリットの中にはきちほーしの予想が少し多めなので、次回までにもっと調査したいと思います。
(つづく)
月額払いで新車買うなら
リースナブル