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【世界のニュース読めるかな?】アルジャジーラを読んでみた

このシリーズでは、世界のことを全然知らないなーと実感したきちほーしが、世界のいろいろなニュースを読んでまとめていきます(「世界」の中には日本も入ります)。

きちほーしと同じく、世界のこと知りたいなー、という方に共有できればと思います。

はじめに

どうも、きちほーしです。

最近Youtube大学で「2030 世界の大変化を「水平思考」で展望する」という本を紹介する動画、「アフリカとインドの時代が来る」という会を見て、衝撃を受けました。


2030 世界の大変化を「水平思考」で展望する [ マウロ・ギレン ]

日本が中国に追い抜かれたのがついこの間だと思っていたら、もはやアメリカも追い抜かしてしまった(追い抜こうとしている?)中国。

かと思っていたらその中国も斜陽に入りつつあり、次はインドが台頭するとのこと。

と思ったら、その次はなんとアフリカの時代が来るというのですから驚きです。

きちほーしが世界のことを全然知らないことを思い知らされました。

そこできちほーしは世界のニュースを読んでいこうと思いました。

ちなみにきちほーしは英語が全然できませんので、Google翻訳のお力を存分にお借りしております。

とりあえずアルジャジーラでアフリカを読んでみる

Youtube大学を見てアフリカに興味を持ったきちほーしは、まずアフリカのことが知りたいと思いました。そこで2000年代のイラク戦争で脚光を浴びた、Aljazeeraを読んでみようと思いました。

海外を知ることができるニュースサイトと言えば、きちほーしがまず思いついたのはイギリスのBBC Newsとか、アメリカのNewsweekとか。あるいはアフリカ最大の投資国である中国の人民日報にもアフリカのニュースはありそうです。


Newsweek International July 16-23 2021【電子書籍】

色々読んでみたところ、当たり前かもしれませんが、イギリスのニュースサイトはイギリス人に関心のある記事が多く、アメリカのニュースサイトはアメリカ人目線の記事がほとんどでした。中国のニュースは思いっきり共産党の味方ですね。

きちほーしは、欧米人の目線でも中国人の目線でも日本人の目線でもないアフリカの記事を読みたかったので、そんなニュースサイトはないかなーと思って思いついたのがAljazeeraでした。

そんなわけで本日は、Aljazeeraで読んだニュースをまとめていきまーす。

(2021/07/15)南アフリカで暴動。死者100人を超え20,000人以上の軍隊が動員される

概要

  • 南アフリカで暴動が発生。アパルトヘイト後の最大の悲劇ともいわれている。
  • ジェイコブ・ズマ前大統領が投獄されたことがきっかけ
  • 南アフリカ国防軍の他に予備役兵も動員して、20,000人以上で鎮圧にかかる
  • 街のあちこちで略奪が繰り広げられ死者も100人を超え、ところどころで暴動の影がちらついているものの、今のところ落ち着きを取り戻している

感想

Youtube大学で「これからアフリカの時代が来る!アフリカ南部の雄は南アフリカだ!」という話を聞いたところだったので、輝かしいニュースが見れるのかなーと思っていました。

そこへこの略奪・暴動のニュースが出てきたので「まだまだ不安定な国んなんだなぁ」というのが第一印象です。

ちなみに投獄されたズマ大統領は、汚職、詐欺、ゆすり、マネーロンダリングなど色々な罪を挙げられていて、一方でズマ大統領は「政敵の汚い攻撃だ!」と主張しているようです。

こういう、誰の目から見ても分かるようなでっち上げで相手を貶めたりするやり方は、一昔前の中国でも見たような気がしますねー。ていうか、香港デモの鎮圧ってまさしくこんな感じで進められていた気がします。

ただ、暴動でボロボロになったとはいえ、時折ニュースに映し出される店構えは確かに国が発展している様子が垣間見えました。

一昔前のアフリカのイメージしかないきちほーしは、せまーいくらーいお店でほこりをかぶった商品のそばで店主がつまらなさそーに店番しているイメージを持っていましたが、ここは明らかに広くて清潔なショッピングセンターですね。

(2021/07/16)中国の実業家は中国政府の圧力を受けている

https://www.aljazeera.com/economy/2021/7/16/why-are-chinas-billionaires-suddenly-feeling-so-generous

概要

感想

まず面白いと思ったのは、カタールのニュースサイトであるAljazeeraが中国に批判的なニュースを書いている点です。

きちほーしも今調べたところですが、カタールはつい最近までサウジアラビアアラブ首長国連邦などの中東諸国と国交断絶の状態だったようです。サウジアラビアアラブ首長国連邦アメリカの同盟国です。

そして国交断絶の時代には中国への接近も試みていたようです。

なので、どちらかというとバーレーンは反米親中だとは思うのですが、そんなバーレーンのニュースサイトが中国に批判的なニュースをしているところから見ると、Aljazeeraは本当に公平な目線で物事を見ているような気がします。

横道にそれましたがニュースの内容についての感想を語ります。

概要にも書いた通り、中国の名だたる超富裕層が数十億ドルの寄付をしているようです。その中には昨年謎の失踪をしていたと噂されるアリババのジャックマーさんもいます。

そして彼らは自らの意志で寄付をしているのではなく、超富豪の影響力がこれ以上高まるのを恐れた中国共産党の圧力でしぶしぶ寄付をした、という見方が多数のようです。

この見方が本当だとすると、中国共産党は常に自分たちを超える力の持ち主の登場を恐れているということが伺えますね。

池上彰さんのニュース解説でも、中国に限らず共産主義の国が宗教を禁止しているのは、自分たちを超える力の持ち主の登場を恐れているからだ、とおっしゃっていたのを思い出しました。

中国が世界トップの国になったといっても、まだまだ独裁色が抜けない国なんですねー。

ところでこの記事では「中国は、現在、資本家の要塞である米国を含め、地球上の他のどの国よりも超富裕層です」と語っているのも気になりました。

知っている人にはもう常識なのでしょうが、中国の富裕層はすでにアメリカの富裕層を超える財力を持っていることは、中東のカタールも認めているようです。

(2021/07/01)ジンバブエベンチャービジネス:食用コオロギの養殖

概要

  • ジンバブエの33歳の母親が食用昆虫農家を営む。
  • 養殖にはそんなに広い土地も必要なく、設備も安価な日用品や廃材を利用
  • コオロギの糞は畑の肥料にリサイクル。
  • 乾燥コオロギは1人前50g。これを1ドルで販売。

感想

ジンバブエでは昔から昆虫を食べていたようですが、Divasoni(コオロギの養殖を始めた女性)が養殖を始めたのはつい最近だったようです。

彼女の家は貧しかったのですが、CAMFEDというアフリカの少女の教育支援をしている団体の奨学金を得て、農業を学びにコスタリカの大学に留学。彼女はそこでコオロギを養殖することを思い立ったとのことでした。

彼女曰く「コオロギは脂肪が少なく、タンパク質、ビタミン、ミネラルが豊富です。さらに、それらを育てるのに必要な資源は非常に少なく、牛と違って温室効果ガスをほとんど生成しない」とのこと。

そう考えると昆虫の養殖は地球にやさしい農業とも言えますね。

ちなみにコオロギの養殖を始めた当初、周りの人たちは懐疑的だったそうで、「スペースと金の無駄」と思われていたそうですが、彼女はしっかりと成功しました。

どこの国でも、一番最初に何かやろうとする人に、周りは冷ややかな目線を投げかけるものなんですね。

また横道にそれますが、きちほーしが興味を持ったのは次の一文です

「Divasoniの幼少時代。彼女が成長していたとき、彼女の両親は教育を大切にしましたが、すべての子供たちのために中等学校にお金を払う手段がありませんでした。『当時、家族の資源が非常に限られていたため、15歳の人が結婚するのは普通であり、多くの人が女性の最高の成果は結婚であると信じていました』」。

一概にそうとは言えないでしょうが、貧しいと結婚が早期化するのかもしれないですね。

そう考えると、日本は晩婚化だ晩婚化だと嘆かれていますが、それは裕福である証なのであって、そう悲観的になるものではないのかもしれません。

おわりに

いかがだったでしょうか?

Youtube大学で「2030 世界の大変化を「水平思考」で展望する」という本を紹介する「アフリカとインドの時代が来る」という動画を見て「世界のことをもっと知りたい」と思ったきちほーしが、とりあえずAljazeeraを読んでみようと思い、その記事をまとめてみました。

Youtube大学ではアフリカの時代が来ると聞いたものの、南アフリカではミエミエのいちゃもんで大統領が投獄され、暴動で町がめちゃくちゃになるほどまだまだ政情の不安定さが残る国でした。

またカタール人の目から見ても、中国共産党がジャックマーを含め名だたる超富裕層に圧力をかけれるほど、中国は共産党の独裁色が抜けない国だということが分かりました。

そしてジンバブエは今をもってなお貧しい国ですが、そこから昆虫食のベンチャービジネスが芽生えるという明るいニュースもありました。

今後もアルジャジーラをはじめ、世界各国のニュースを読んで、皆さんにお届けしたいと思います。

ではまた!

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2030 世界の大変化を「水平思考」で展望する [ マウロ・ギレン ]