本記事では、限られた人生4000週間を充実したものにするための10のテクニックをご紹介します。
これらのテクニックは、ベストセラー書籍「限りある時間の使い方」の付録からピックアップしたものです。
人生に満足感を得るための効果的なテクニックを、具体例を交えて解説していきます。
- はじめに
- 関連記事
- 有意義な「やることリスト」の作り方
- 一度に取り組むプロジェクトは一つだけ
- 失敗許容リストを作ろう
- 「できなかったリスト」より「できたリスト」を意識しよう
- 興味の対象を絞り込め
- スマホを退屈なツールにしろ
- 年を取ったら日常の中で新しさを見つけろ
- 相性が悪い人にはむしろ興味を持て
- 親切の反射神経を鍛えよう
- 何もしない練習をしろ
はじめに
このシリーズでは、何回かに分けて「限りある時間の使い方」のポイントをピックアップします。
この本は大まかに、PART1「現実を直視する」、PART2「幻想を手放す」、付録「有限性を受け入れるための10のツール」で構成されています。
前々回はPART1「現実を直視する」についてまとめました。
前回はPART2「幻想を手放す」についてまとめます。
今回は付録「有限性を受け入れるための10のツール」についてまとめます。
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有意義な「やることリスト」の作り方
「開放」と「固定」の2種に分ける
「やることリスト」はやりたいこと、やるべきこと、他人にやれと言われたこと、のリスト。
これを開放リスト、固定リストの2種に分ける。
場合によっては待機中リストを追加しても良い。
- 開放リスト
- リストの枠数が無限。抱えているタスクを全てを入れて良い。
- 固定リスト
- リスト数の枠数が有限(例えば10個)。開放リストの一部を入れる。
- このリストだけ集中してこなす。
- 決して枠数以上のリストを入れてはならない。
- 1つのリストが終わったときに、空いた枠に開放リストから入れても良い。
- 待機中リスト(あってもなくても良い)
- 返信待ちなどのリスト
時間制限の設定
例えば、8:30に必ず仕事を開始し、17:30には必ず仕事を終える、など。
制限がないとダラダラと仕事をしてしまう。
制限があるとそれを意識して賢く行動できる。
一度に取り組むプロジェクトは一つだけ
一度に取り組むプロジェクトは一つに限定する。
多くても仕事一つと、仕事以外一つ。
複数のプロジェクトを同時に進めても、やってる気はするが先延ばししてるだけ。
着実に一つをやり遂げる成功体験を積もう。
失敗許容リストを作ろう
失敗していいリストをあらかじめ作っておけば、無駄に落ち込んだり、チャレンジに尻込みしなくて済む。
例えば「庭の手入れ」や「物置の整理整頓」など。
「収入」や「健康」「人間関係」など失敗が許されないものもあるが、一定期間なら許容できる。
例えば「育児専念のため、2ヶ月間仕事は最低限にする」や「選挙運動に専念するため、ジム通いは中断」など。
「できなかったリスト」より「できたリスト」を意識しよう
できなかったことは振り返らない
できなかったことを振り返ると負のスパイラルにおちいり、自分に満足する結果には至らない。
やり残しが発生する
→できなかったことを振り返る
→焦って取り戻そうとする
→やっぱりやり残しが発生する(最初に戻る)。
毎朝空っぽの「できたリスト」からスタートする
朝起きて空っぽの「できたリスト」でスタートする
→「歯磨きをした」「コーヒーを淹れた」のような簡単なことから埋める
→小さな成功体験を得て、モチベーションが上がる
→より大きなことに取り組もうとする
興味の対象を絞り込め
悲惨な戦争の光景や、社会の不公正な問題など大量の情報があなたの目に飛び込んでくる。
しかし大量すぎて一個人が全て気にかけることは難しい。
だからSNSの支配から脱するために、興味の対象を絞り込んでおこう。
「今後2年間は日本の安全保障に目を向ける」など。
そして他のことは気にしないようにする。
スマホを退屈なツールにしろ
スマホのおかげであなたは退屈しない。
だからあなたは注意をスマホに向けようとする。注意を奪われるためにスマホをいじる。
あなたの貴重な注意を奪われないために、スマホをできるだけ退屈なツールにしよう。
- SNSアプリ、できればメールアプリも削除して、コミュニケーションを不便にする。
- 画面をカラーからグレースケール(白黒)にして楽しめる要素を減らす。
- 場合によってはKindleのような単機能デバイスにシフトしても良い。
年を取ったら日常の中で新しさを見つけろ
年齢を重ねると時間の経過が早くなる。
その原因は、経験を重ねたことで経験の新鮮さが失われたから、というのが有力な説だ。
だからといって新しいことに手を出すと「やることリスト」が増大するし、会社勤めや子育てのような大事なことをおろそかにしてしまう。
おすすめなのは日常の中に新しさをみつけることだ。例えば以下のように。
- 瞑想をする
- 散歩をする・いつもと違うルートで通勤する
- 写真を撮る・バードウォッチングをする
- 日記をつける
- 子供と真剣に遊ぶ
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相性が悪い人にはむしろ興味を持て
相性の悪い人とは、自分の思い通りにならない人のこと、自分の基準に合わない人のことだ。
自分の基準に合わない言動をするから、自分の時間を無駄にしたと感じ、失望や苛立ちを感じる。
そのような場合は、思い通りにしようと考えず「この人はどんな人だろう?次に何をするんだろう?」と興味を持ちながら生きてみよう。
親切の反射神経を鍛えよう
寄付したり、誰かの仕事をホメたり、親切を思いついたら後回しにせずすぐやろう。
寄付先を調べたあとで、誤解のないホメ方を考えたあとで、そうやって後回しにすると親切の機会はすぐなくなる。
親切は確実に自分自身を幸せにしてくれる。
何もしない練習をしろ
「何もしない」練習とは、「周囲の人や出来事に干渉したい」という欲求を抑える練習である。
これによって忙しさ依存を抑え、自分の時間を自分のために使えるようになる。
おすすめは何もしない瞑想。
考えごともしない、反省もしない、呼吸に集中もしない。
自分が何かしていると気づいたらそれをやめるように努める。
最初は5分から始めてみよう
おまけ
(今週のお題「メモ」)
ここではきちほーしのことをよく知ってもらうため、はてなブログの「今週のお題」をヒントに、本題と少し外れたお話をします。
今週のお題は「メモ」です。
最近「限りある時間の使い方」という本がオススメするように、「やることリスト」とか「できたことリスト」とかをメモし始めています。
「できたことリスト」を作ると、確かに自己肯定感が上がりますね!
みなさんも書いてみてはいかがでしょうか。