このシリーズでは、人々が自分のやりたいことを見つけ、実行する方法について、きちほーしの実体験を交えてお話します。
今回も前回と同様に、自分の大事なこと、つまり価値観を見つける方法に焦点を当ててお話します。
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はじめに
自分の人生、これで本当に満足していいのか?
自分のやりたいことを追求することができないのか?
こんな疑問や不安を抱いたことはありませんか?
きちほーしも何かやりたいことがあるはずだとずっと思い続けてきました。
しかし、結局のところ、何も成し遂げず、年月だけが過ぎていきました。
本当に自分が追求すべきやりたいことは何なのでしょうか?
このモヤモヤした気持ちを抱えたまま、日々を過ごす人は少なくありません。
平凡な生活から抜け出し、本当に望む生き方を実現できるのか、それを考えることはよくあるんじゃないかと思います。
このシリーズでは、人々が自分のやりたいことを見つけ、実行する方法について、きちほーしの実体験を交えてお話します。
普通の人々が、日常生活を充実させたり、夢を追求する手助けになる情報を共有し、共感を呼び起こす場として、この記事が役立つことを願っています。
今回も前回と同様に、書籍「世界一やさしい『やりたいこと』の見つけ方」を参考に、自分の大事なこと、つまり価値観を見つける方法に焦点を当てています。
価値観グループの見直し
前回整理した価値観を見返してみると、書籍の主旨に合っていないことに気づきました。
価値観の整理に結構時間をかけましたから、疲れてちゃんとした整理ができていなかったんでしょうね。
再整理が必要です。
ここではきちほーしがどのように見直したかお話しします。
前回の価値観グループ
前回きちほーしがグルーピングして抽出した価値観はこんな感じでした。
- 「人生の選択肢を増やす」
- 「自分の強みを見つけて楽しく仕事をする」
- 「障害者が生きやすいようにしたい」
- 「アイデアを出して生きていきたい」
- 「自分の可能性を拡げたい」
きちほーしが見直したほうがいいと思うのは2と3と5です。
2つの価値観がごっちゃになったグループ
2の「自分の強みを見つけて楽しく仕事をする」は、「強みを発見」と「仕事を楽しむ」の2つがあります。
「強みを発見」は自分でコントロールできる価値観ですね。
「仕事を楽しむ」のも自分でコントロールできるでしょう。
同じ意味を持つグループ
同じ意味を持つグループもあります。
先の2から派生した「強みの発見」は5の「可能性を広げる」とほぼ同じ意味です。
なのでこれは「強みの発見」というグループで統一したほうが良さそうです。
「他人軸」のまま残っているグループ
3の「障害者が生きやすいようにしたい」は、まだ「他人軸」な価値観も残っています。
これは社会が障害者を受け入れてくれることが前提です。
前回価値観を洗い出す作業は時間をかけてやったので疲れていたんでしょうね。
これを書いたときは「他人軸」であることに気づいていませんでした。
この価値観は検討し直してみることにします。
見直し
3の「障害者が生きやすいようにしたい」についてもう一度整理してみましょう。
もともとこの価値観は「新しい価値観を提供」から始まりました。
- 新しい価値観を提供するのはなんのため? → 自分が死んだ後も新しい価値観に共感した人たちがその価値観をベースに社会を作ってくれる
- そんな世界ができるとどうなるの? → 障害者が生きやすい社会ができていく
- そんな社会ができるとどうなる? → わが子キチノやその子・孫が生きやすくなる
こんな感じで自分軸に変換したつもりだったんですが、ちょっと発想が跳んでいるところもあるので改めて変換し直してみました。
- 新しい価値観を提供するのはなんのため? → 自分が死んだ後も新しい価値観(※)に共感した人たちがその価値観をベースに社会を作ってくれる
(※)きちほーしが理想とする障害者が生きやすい社会を含みます - それができるとどうなるの? → きちほーしは新しい価値感の完成を目指さなくても良い
- それができるとどうなるの? → きちほーしは新しい挑戦に集中できる
こうして「挑戦への集中」という価値観が出てきました。
「価値観」再グルーピング
改めてグルーピングした価値観はこうなります
- 「人生の選択肢」
- 「強みの発見」
- 「仕事を楽しむ」
- 「挑戦への集中」
- 「アイデア出しへの集中」
こんな感じでしょうか?
これでもまだなにか変な感じがしますが、見直してばかりいると先に進みません。
とりあえずこれで良しとしてみます。
価値観ランキングを作る
ランキングの付け方
価値観が定まると次はランキングを作ります。
このランキングは「価値観A」が実現できると「価値観B」を実現しやすい、と言った感じで順位付けします。
そうすると、価値観Aは価値観Bという目的を実現するための土台となり、価値観Aより価値観Bが上位に来ます。
そうして最上位の価値観が最終目的となります。
価値観ランキングの例
筆者の八木仁平さんの場合こんな感じになるそうです。
筆者は「シンプル」な状態が好きで、迷いの少ないすっきりとした生活を送ることができます。
余計な迷いがないと好奇心に従いやすくなります。
「好奇心」とは興味に従って行動することであり、好きなことには本気になって結果を出そうと思えるようになります。
「結果」とは自分が追い求めるものでもあるし、他人にも与えたいものです。
その結果を出すことを決めると夢中になれます。
「夢中」な状態こそ人間として一番美しい姿という「美意識」があります。
こんな感じで筆者は価値観をランキングとストーリーを作ったようです。
各価値観のつながりは少々強引な気がしますが、そういう感じでいいのでしょう。
価値観ランキングを作ってみよう!
こんどはきちほーしの価値観のランキングについてお話します。
先ほどまとめた価値観を改めて並べてみます。
- 「人生の選択肢」
- 「強みの発見」
- 「仕事を楽しむ」
- 「挑戦への集中」
- 「アイデア出しへの集中」
八木仁平さんがストーリー作りをベースにランキングを作ったのか、その逆なのかはわかりません。
とりあえずきちほーしはまずストーリー作りをベースにしてランキングをつけてみます。
価値観ランキングのストーリーを作る
まず「挑戦」することでいろんな世界を知ることができます。
いろんな世界を知ることができれば、自分や他人の特徴を活かせる「強みの発見」ができます。
「強みの発見」ができると、その強みを武器に「仕事を楽しむ」ことができるでしょう。
ただ仕事がいくら楽しくてもそのうち飽きます。
飽きてきたらより楽しむためにその強みを活かした新しい仕事の「アイデア出し」がどんどんされるでしょう。
こうして「挑戦」→「強みの発見」→「仕事を楽しむ」→「(新しい仕事の)アイデア出し」を繰り返すことで、「(人生の)選択肢」がどんどん増えていきます。
価値観ランキングを作る
このストーリーでランキング付けをすると下図のような感じです。
ちなみに、価値観のキーワードはあえて抽出度を上げるような表現に書き直しています。
こんなんで合ってるのかなぁ…?
おそらくですが一度ランキング付けしたところでそのうちボロが出るでしょう。
そうなった時はもう一度ランキングを見直すのがいいのかもしれませんね。
まずはこのランキングに従って進めてみます。
仕事の目的を決める
次は「仕事の目的を決める」を進めます。
仕事の目的を決めるコツは、その価値観が他人にも広めたくなるようなものかどうかです。
自分がその価値観を満たせるようになったら、他人にも広めたくなるような価値観を「仕事の目的」にすると良いのです。
仕事の目的の定め方1 これまでの経験を振り返る
他人に広めたくなるような価値観を定めるには、自分がこれまで人に価値を提供しようとした経験を振り返ることが有効。
10個ほどそのような経験を思い出すといいです。
きちほーしの場合は以下のようになりました。
No. |
価値を提供しようとした経験 |
1 |
わが子に勉強や日常生活を教えている |
2 |
家庭教師で、数学の公式の一部だけを覚えさせ、その他の公式がすべて一部の公式から導けることを教えた。 |
3 |
ブログでいきいき働く障害者の存在を紹介 |
4 |
ブログでキャッシュレス教育の試行錯誤をのせる |
5 |
企画コンペで当時未知の分野だったオタクビジネスを提案 |
6 |
ブログで小倉昌男さんの本を紹介 |
7 |
新しいシステムを勉強し、部署に紹介した |
8 |
自治会にIT化の提案をした |
9 |
パートナーのPTA活動に対し、一般就労の可能性があることも指摘した。 |
10 |
ITに疎いパートナーや実家・親族にIT環境を整えてあげた。 |
仕事の目的の定め方2 これまでの経験を「価値観」で分類する
次に先に上げた経験が、価値観ランキングで挙げた価値観のどれにあてはまるか分類します。
きちほーしの場合は、こんな感じでまとまりました。
No. |
価値を提供しようとした経験 |
提供しようとした価値 |
1 |
わが子に勉強や日常生活を教えている |
選択肢を増やす・強みの発見 |
2 |
企画コンペで宇宙をテーマにしたプロジェクトを提案 |
選択肢を増やす・挑戦・アイデア出し |
3 |
ブログでいきいき働く障害者の存在を紹介 |
選択肢を増やす・強みの発見・仕事を楽しむ |
4 |
ブログでキャッシュレス教育の試行錯誤をのせる |
選択肢を増やす・挑戦 |
5 |
企画コンペで当時未知の分野だったオタクビジネスを提案 |
選択肢を増やす |
6 |
ブログで小倉昌男さんの本を紹介 |
選択肢を増やす・挑戦 |
7 |
新しいシステムを勉強し、部署に紹介した |
選択肢を増やす |
8 |
自治会にIT化の提案をした |
選択肢を増やす |
9 |
キチノの進路を就労施設一択しかないと考えるパートナーに対し、一般就労の可能性があることも指摘した。 |
選択肢を増やす |
10 |
ITに疎いパートナーや実家・親族にIT環境を整えてあげた。 |
選択肢を増やす |
仕事の目的の定め方3 最も多い「価値観」を仕事の目的に定める
上記のように分類した後は、もっとも多い「価値観」を仕事の目的に定めます。
きちほーしの場合は圧倒的に「選択肢を増やす」ですね。
ちなみにきちほーしは分類をする前からそうなると思っていました。
きちほーしも自分の選択肢を増やしたいと思っていますし、わが子キチノの選択肢も増やしたいと思っています。
赤の他人でも進む道が1つしかないと思い込んでいるのなら、色んな選択肢があることを教えてあげられればいいなと思います。
とは言えきちほーし自身にどんな選択肢があるのかわかっていないし、どうやれば無理なくその選択肢を選べるのかもわかりません。
だからこそ下位の価値観「挑戦」「強みの発見」「仕事を楽しむ」「アイデア出し」が大事になってくるんですね。
まとめ
このシリーズでは、人々が自分のやりたいことを見つけ、実行する方法について、きちほーしの実体験を交えてお話します。
そして前回と今回とで、自分の大事なこと、つまり価値観を見つける方法に焦点を当ててお話しました。
まず書籍「世界一やさしい『やりたいこと』の見つけ方」によれば、「やりたいこと」を見つける大まかなステップは以下のとおりです。
- 大事なこと(価値観)を見つける
- 得意なこと(才能)を見つける
- 好きなこと(情熱)を見つける
- 本当にやりたいことを見つける
前回と今回とでは「大事なこと(価値観)を見つける」についてお話しました。
そのやり方は以下のとおりです。
まず書籍「世界一やさしい『やりたいこと』の見つけ方」にあるいくつかの質問に答え、価値観を示すキーワードを洗い出します。
そしてマインドマップを利用して価値観をグルーピングし、さらに「他人軸」な価値観を「自分軸」な価値観に転換します。
一度整理したつもりの価値観もしばらくしてから見直すと十分に整理できていない場合もあるので、必要に応じて再整理します。
再整理した価値観をランキング付けして、そこから自分の仕事の目的を定めてみます。
きちほーしの場合、仕事の目的は「選択肢を増やす」になりました。
次は、「得意なこと(才能)を見つける」についてお話していきます。
書籍概要
タイトル
世界一やさしい「やりたいこと」の見つけ方
発売日
2020/05/28
概要
「自分探しゲーム」から解放される方法、教えます。就職、転職、起業、仕事選びでもう悩まない!30年後もメシが食えて、心から納得のいく働き方が見つかる。3つの視点で「自分探し」から脱出できると、「人間関係」「お金」「健康」「仕事」のあらゆる悩みが消えた!「価値観」「才能」「情熱」の組み合わせ方次第であなたの人生は一変する!1,000万人が読んだ「伝説のブログ」がついに書籍化!
目次
1 「やりたいこと」探しを妨げる5つの間違い
2 なぜ「やりたいことが分からず迷い続けてしまう」のか?
3 「やりたいこと探しを最速で終わらせる公式」自己理解メソッド
4 人生を導くコンパス「大事なこと」を見つける
5 「得意なこと」さえ見つければ何でも仕事にできる
6 「好きなこと」を見つけて努力とサヨナラする
7 「本当にやりたいこと」を決めて「本当の自分」を生き始める
8 「人生を劇的に変える」自己理解の魔法
おまけ
(今週のお題「急に寒いやん」)
ここではきちほーしのことをよく知ってもらうため、はてなブログの「今週のお題」をヒントに、本題と少し外れたお話をします。
今週のお題は「急に寒いやん」です(なんで関西弁?)。
急に寒くなると、なんだか無性に何か食べたくなりません?
きちほーしは2年以上1日2食を続け、間食もしないように日々心がけていて、自制心はある方だと思っています。
ですが急に寒くなったときはそんな自制心よりはるかに食欲のほうが大きくなるのです。
特に甘味欲が。
甘味欲だけではありません、カフェイン欲やアルコール欲も強まります。
…いや、もしかして逆だったりするのでしょうか?
甘味もカフェインもアルコールも、どれも依存性が高いとされているものです。
急に寒くなるとこれらを欲するのではなく、
これらを摂っていると急な気温の変化を苦痛と感じるようになるのでしょうか?