この記事では、成年後見制度の後見人・保佐人・補助人の違いについてお話します。
アイスブレイク
(今週のお題「秋の歌」)
アイスブレイクではきちほーしのことをよく知ってもらうため、はてなブログの「今週のお題」をヒントに、本題と少し外れたお話をします。
今週のお題は、「秋の歌」です。
「あなたが身近に感じている秋」でもいいらしいので、これでどうでしょう?
秋をテーマにした写真です。
スペインのSantuario del Farというところだそうですよ。
はじめに
どーも!きちほーしです!
以前の記事でも書きましたが、アメリカのブリトニー・スピアーズが成年後見人の束縛が強すぎて精神的に追い込まれたようです。
そして専門家によれば「ブリトニーの場合は限定的な後見制度でいいはずだが、完全後見制度が適用されてしまった」との見解でした。
完全後見制度はアメリカの後見人制度の中で後見人の権限がもっとも強い制度です。
後見人の権限の強さは被後見人への束縛の強さでもあります。
芸能活動ができるほど判断能力があるブリトニーには完全後見制度の束縛はキツかったのかもしれません。
この件はきちほーしにも大いに参考になりました。
きちほーしの子供のきちのには知的障害があり、将来的に成年後見人をつけようかと考えていたからです。
ブリトニーの件は、後見人の権限の強さは被後見人の判断能力に合わせて適切に選んだほうが良い、ということを示唆しています。
では知的障害がある子の後見人にはどの程度の権限をもたせるとよいのでしょうか?
そもそも日本では後見人の権限の強さを、被後見人やその親族がどこまで選べるのでしょうか?
この記事では日本の成年後見制度における後見人の権限の強さについてお話します。
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成年後見人とは?
成年後見人とは、知的障害・認知症などで判断能力が低下した人の財産管理・身上監護をしてくれる人のことです。
成年後見人には2種類があります。
1つは、被後見人の判断力が低下した「後」で家庭裁判所が選定をする法定後見人です。
もう1つは、被後見人の判断力が低下する「前」に親族などが契約できる任意後見人です。
【知的障害者支援できるかな?】成年後見制度をカンタンにまとめてみた
知的障害者の場合はすでに判断力が低い場合が多いので、法廷後見人でも任意後見人でもつけることができるでしょう。
ですが、多くの場合は法廷後見人を検討するようです。
まずは法廷後見人の権限の強さについてお話しします。
後見人・保佐人・補助人の違い
法廷後見人には権限の強さによって後見人・保佐人・補助人の3類型があります。
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