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【障害ある子の将来設計】障害ある子も通える人気の「普通の高校」とは? -書籍「特別支援が必要な子どもの進路の話」7

このシリーズではでは、障害者の進路について解説した書籍「特別支援が必要な子どもの進路の話」についてグッと要約してお話します。

知的障害・発達障害のお子さんを持つ親御さんはぜひご参考ください。

この記事では、障害ある子も通える「普通の高校」の内、書籍の筆者山内さんがオススメする学校についてお話します。

人気がある分競争率も高めですが、障害ある子を持つ親御さんは早いうちから調査して検討することをオススメします。


 

アイスブレイク

今週のお題「人生で一番高い買い物」)

アイスブレイクではきちほーしのことをよく知ってもらうため、はてなブログの「今週のお題」をヒントに、本題と少し外れたお話をします。

今週のお題は、「人生で一番高い買い物」です。

 

前々回と前回で家・車のお話をしたので金額で大きいのはもうありませんが、最大の浪費という意味ではオタクグッズがあります。

 

きちほーしはコレといった趣味もなくアニメ鑑賞ばかりしていました。

その内好きなキャラができてアイドルのおっかけみたく聖地巡礼したりグッズを集めたりしていました。

愛のエネルギーをお金に変換してキャラに注いでいたんですねー。

 

ですが結婚・子どもと他に愛を注ぐ物ができるとアニメキャラへの愛はすっかり冷めてしまいました。

今やグッズはメルカリの販売リストに入っています^^;。

 

グッズには怖くて計算できないくらいつぎこんでいます。

たぶんきちほーし史上最大の無駄遣いですねー。

はじめに

どうも!きちほーしです!

今回も障害者の進路について解説した書籍「特別支援が必要な子どもの進路の話」についてお話します。

このシリーズでは、書籍の中できちほーしが参考になると思ったところをピックアップし、要約して紹介します。

以前の記事で、障害ある子の高校進路は、特別支援学校系と普通の高校系の2種類があるというお話をしました。

そして前回は、普通の高校系についてお話しました。

今回は普通の高校系の内、書籍の筆者山内さんがオススメする学校についてお話します。

今回は普通の高校系についてより詳しくお話します。

障害ある子を持つ親御さんは早いうちから調査して検討することをオススメします。

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kippoushi126.hatenablog.com

本記事の範囲:2章 中学校時代から高校までの進路を考える

この記事では、書籍「特別支援が必要な子どもの進路の話」の2章「中学校時代から高校までの進路を考える」の一部について要約してお話します。

人気の通信制サポート高校

   

ここでは書籍で取り上げている人気の通信制サポート高校についてお話します。

一口に通信制サポート高校と言っても様々なタイプがあるようです。

書籍で書かれている特徴をまとめると以下のようになります。

(補足としてきちほーしが独自に調査したものもあります)

角川ドワンゴ学園 N高等学校・S高等学校

  • インターネットの高校
  • 評判が良い
  • 好きな時に学べる。逆に一人で勉強できる子じゃないと厳しい。
  • (*きちほーし調べ)全国14ヶ所に通学コースのキャンパスがある
  • (*きちほーし調べ)つくば市でのスクーリング(一定期間の合宿のようなもの)が必要

北海道芸術高等学校

  • マンガ・イラスト、ファッション・ビューティー、ダンス、ミュージックなど
  • 入試は面接のみ
  • (*きちほーし調べ)全国7ヶ所にサテライトキャンパスがある
  • (*きちほーし調べ)北海道仁木町でのスクーリング(一定期間の合宿のようなもの)が必要

KTCおおぞら高等学院

  • 少人数はもちろん個別対応もある
  • 通信制高校の中では進学率がダントツに高い。ただし入試は高度。
  • (*きちほーし調べ)屋久島でのスクーリング(一定期間の合宿のようなもの)が必要

明蓬館高等学校SNEC

この学校は筆者が特にオススメで、以下のような特徴があります。

  • 特別支援の専門性が高い
  • 個別の通信制
  • 知能検査できる専門の先生がいる
  • 評価は試験だけでなくマイプロ(詳細は後述)も対象
  • 入試は作文と面接のみで、内申点で合否は決めない
  • 支援級でも不登校でも受け入れ可能
  • 通学スタイルも週1通学や毎日通学が選べる
  • (*きちほーし調べ)PCでもスマホでも、インターネットで授業を受けれる
  • (*きちほーし調べ)全国に30ヶ所弱のサテライトキャンパスがある
  • (*きちほーし調べ)福岡県川崎町での3-4日程度のスクーリング(一定期間の合宿のようなもの)が必要

筆者が特にオススメのこの高校についてはもう少し詳しくお話します。

マイプロとは

マイプロとは、一言でいうと自分の興味を教科の単位に結び付けられる制度です。

例えば動物園の飼育員になりたい生徒が動物の分布を調べて、国や気候を調べれば「地理」の単位がとれます。

あるいは英語クイズにすると「英語」の単位がとれます。

その他マイプロの一例はこちらを参照ください。

学校見学も小学生のうちからできる

多くの高校は中3からでないと学校見学ができないところが多いようですが、ココは小学校高学年のうちから可能だそうです。

パンフレットだったら小学校低学年でも入手可能です。

筆者はこの学校を基準にいろんな学校を比較することをオススメしています。

   

通信制以外の人気の「特別な高校」

星槎中学・星槎高校(中高一貫校

  • 筆者のオススメ
  • 1クラス20名
  • 先生の理解・専門性がある
  • 大人気で競争率は高い

公立高校の「インクルーシブ枠」

公立高校の「インクルーシブ枠」というのも近年増えているようです。

「インクルーシブ枠」には以下の特徴があります。

  • 「インクルーシブ枠」とは通常の高校にある数名分の特別支援枠のこと。
  • 入学の合否は、入試テストの点数・内申点・学校推薦を考慮して判断する。
    面接のみのところもある。

ただし、三年制ではなく四年制のところもあるので事前に注意が必要です。

(参考)障害ある子の教育に熱心な地域は大阪

筆者が障害ある子の教育に特に熱心な地域として大阪をとりあげています。

その特徴は以下のとおりです。

  • 府立貝塚高校など、知的障害の子のための「自立支援コース」の高校が複数ある
    (「大阪高校自立支援コース」で検索すると良い)
  • このような高校が府内にいくつかあり通いやすい
  • 人気のため競争率は高い

おわりに

いかがだったでしょうか?

この記事では、障害ある子も通える「普通の高校」の内、書籍の筆者山内さんがオススメする学校についてお話しました。

 

聞くからにのびのびと勉強できそうで、しかも高卒資格をもらえるという。

障害ある子どもがこんなとこに入れたら親としてかなり嬉しいですね。

もちろん競争率が高いので入学するにはかなり勉強しないとですけどね。

 

そしてかなりうらやましいのが大阪。

知的障害者が通える普通の高校があっちこっちにあるって何それ、うらやましすぎる。

大阪の知人に聞いても大阪は小学校の頃から障害者にかなり配慮してくれているみたいです。

学校のためだけに大阪に引っ越したくなりますよねー。

 

いずれにしても入学前に入念な調査・検討が必要ですね。

ではまた!

(参考)書籍概要

特別支援が必要な子どもの進路の話 [ 山内 康彦 ]

価格:1,650円
(2022/4/22 13:31時点)

タイトル

特別支援教育が専門の学校心理士だから知っている 特別支援が必要な子どもの進路の話

著者

山内 康彦

概要

特別な支援が必要な子どもたちは、どう生きていくべきか。小学校や中学校を卒業すれば、それで終わりではない。長い人生を自立して生きていくためには、進路について、なるべく早い段階から考えていく必要がある。
それには何が必要か。特別支援教育が専門の学校心理士である著者が、子どもたちの進路についての方策を具体的に説明する。

目次

第1章 18歳の出口から今の進路や療育を考える

第2章 中学校時代から高校までの進路を考える

第3章 小学校時代から中学校までの進路を考える

第4章 幼・保育園時代から小学までの進路を考える

第5章 未就学期に考えておくこと・取り組んでおくこと

第6章 子どもたちに学力と社会性を身につけさせる工夫(療育教材の紹介)