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知的障害の子どもに勉強を教え続ける意味は?――迷いのなかで見つけた“わが家らしい学び方”2 - 知的障害キチノ療育日記('25/06)8

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「このまま毎日、知的障害のあるわが子に勉強を教え続けて、本当に意味があるのかな?」

最近そう思うことが多くなりました。

家庭での学習習慣を大切にしているけれど、日々の手応えは小さく、目に見えた成果につながらず、不安ばかりが積もっていきます。

まわりの“正解”や“常識”に振りまわされがちな子育て

――でも、大事なのはわが家に合った“納得の学び方”なんだと実感する場面が、迷いのなかに増えてきました。

今回は前回の続きです。

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AIとの対話で見つけた新たな視点

まいどおおきに

悩んだ末に、いつものとおりChatGPTを活用して相談してみました。

人とはまた違う角度で話を聞いてくれそうだと思ったからです。

 

AIとのやりとりでは、こんなアドバイスがありました(※この内容は、これから自分でアレンジしていく予定です)。

「復習」への新しい考え方

AIは、「何度も同じ復習をして“定着”を目指す方法は、知的障害のある子にとっては必ずしも有効ではない」と前置きしたうえで、

  • “同じことを完全に覚えてから進む”方式だと、失敗体験や苦手意識ばかりが積み重なりがちなので、本人も苦痛を感じやすい
  • それよりも、“見たことがある”“少し思い出せる”という体験の回数(出会いの回数)が蓄積することが大切
  • 「全部マスターする/完璧にできる」にこだわらず、「漢字や計算の“雰囲気”」を持てれば良い、と割り切って大丈夫 とアドバイスしてくれました。

また、

  • 軽い復習(1日1問前やったものに“また出会うルール”くらいでOK)と、新しい内容に進む挑戦を“両方混ぜる”スタイル
  • できなくても「また出てきたね!」と肯定的に終わらせて大丈夫
  • 正解率や達成度にこだわらず、“知ってる!”体験を増やすことが子どもにとってもプラスになる

…という姿勢が、知的障害のある子の学びにはむしろ合っているのでは――という視点も提示されました。

「家庭学習そのものが生活習慣の安定になる」

AIは、「机の上の勉強成果」にこだわりすぎず、

「毎日同じ時間に同じことに取り組む」

「親と一緒に集中して過ごす時間がある」

こと自体が、安心できる生活リズム・非認知能力(座る力、話を聞く力)のベースづくりになっている、とも教えてくれました。

それが“将来の大きな自立力”や幸せにダイレクトに役立つかは分かりません。

ですが、「家族共通の行動」「できた思い出」が自己効力感や肯定的な感情として残れば、それだけでも大きな意味につながるかもしれません。

「書く」「読む」「生活のなかで学ぶ」テーマのバリエーション

AIは、「食べたいものを書く」以外にも、

  • その日の予定や持ち物を書き出してみる
  • 家の中で見つけた色や形を選んで書いてみる
  • できたお手伝いリストや、今日の気分を表すカード

等、身近なテーマから“書いたり選んだり”する習慣も提案してくれました。

わが子キチノにはアレンジが必要ですが、わが家のルーティンのなかにも無理なく入りそうなヒントです。

軽い復習のすすめ

「復習をやるなら、“できるまでやらせる”ではなく、“ランダム出題として1問だけ再度出会う”など、本人の負担が大きくならない方法を…」という提案もありました。

完璧な記憶や正解にこだわらず、「記憶のストックにまた追加する」感覚でも良いのでは、と。

「うち流」勉強との向き合い方を探すまで

 

AIからの提案は、すぐ100%そのまま導入できるものではありません。

でも、「出会いの回数を重ねること」「完璧を求めず、できないことに固執しないこと」というポイントは、これまで積み重ねた経験にもしっくりくるものでした。

 

実際に、わが家で用意した教材も、「すらら」も、

  • 書き取りプリント+軽い復習テスト
  • 新しい内容への挑戦もさりげなく入れて、本人への負担を調整している

という意味で、結果的に「進みながらも、“またこれか”と出会う」「ランダム復習」型になっている気がします。

もしわがパートナーのキチパと話をすることがあれば、その点(今のやり方自体が「進度+再会型」になっていること)も丁寧に伝えながら、一緒に様子を見守っていきたいです。

まとめ――これからも迷いながら進むあなたとともに

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正直、“このままでいいのか”?という迷いがすっきり消える日は、なかなか来ないと思っています。

 

家庭学習の意味やゴールは、ひとそれぞれ。

何を成果とするか、どこまで求めるか、わが家の状況やこどもの状態によって、判断は全く違ってきます。

 

でも、“決して完璧を求めない”“失敗体験ではなく「知っている体験」「また会えた!」体験を積む”という方針は、今の自分にはしっくりきている気がしています。

 

同じことで悩んだり、葛藤したりしている方々に伝えたいのは――

「迷ったり、悩んだりしても、その都度“今のわが家”に一番合っているやり方を探し続けていいんだ」ということです。

自分やパートナーだけでなく、時にはAIのような第三者的な視点も借りて、日々“うち流”の正解をアップデートしていきましょう。

 

これからも新しい悩みや課題が出ると思いますが、どう向き合いどう進めるかを、また記事にまとめていけたらと思っています。

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おまけ

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今週のお題「部活」)

ここではきちほーしのことをよく知ってもらうため、はてなブログの「今週のお題」をヒントに、本題と少し外れたお話をします。

今週のお題は「部活」です。

 

私は学生時代バレーボール部に入っていました。

そこでの一番の思い出はスランプに苦しめられたことです。

得意だったサーブが急に打てなくなって、とうとうレギュラーから外され、卒業してしまいました。

当時は「なんでできなくなったんだろう!?」「でも諦めずに頑張れば打てるように…!」と思っていましたが、ダメでした。

だから今では「頑張ればできるようになる!」とは思いません。

できない原因を把握してちゃんと対応しないと、できるようにはならないと思っています。